映画ファンの猫
SFホラー映画は僕の大好きなジャンルで、一時期、毎日のようにゾッとするSF作品、本気でおぞましい作品を漁っていました。
そこで当記事にて、SF好きにオススメの傑作ホラー映画を10本選んだので、アクセントを付けるべくランキング形式で紹介していきます。
▶︎一味違うホラー映画を味わいたい。
▶︎科学的に証明できない物に興味が湧く。
目次
SFホラーの名作映画ランキングTOP10
10位『イベント・ホライゾン』
舞台は2047年の宇宙。7年前行方不明となっていたホライゾン号から、SOS信号が届きます。
そこで船回収と生存者救助を目的として一隻の船が派遣されるも、ホライゾン号に乗り込んだ船員は皆、謎の幻覚症状に悩まされることに。
しかも彼らが船内で見つけた映像ログには、ホライゾン号の元乗組員たちが血みどろで殺し合う残酷な様子が、克明に記録されていました。
敵の正体がわからず、幻覚なのか現実なのかも判然としない中、船員たちは姿の見えない敵に怯えながらも脱出を目指していきます。
ゾッとする度 | ★★★☆☆ |
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
視聴方法 | Netflix |
9位『スキャナーズ』
主人公は、相手を睨むだけで脳細胞を破壊したり、血管を爆破したり、思考を操作したりできる超能力「スキャナー」の持ち主でした。
彼はその能力を買われ、世界有数の警備会社に雇われます。そして、会社の天敵となるスキャナー組織を壊滅するよう命じられるのでした。
本作は開始5分で登場人物の頭が吹き飛ぶなど、とても万人受けする映画とは言えないものの、今なお根強いファンを多く持つ怪作。
それは、能力者に生まれたことで味わう「終わりのない孤独」を描くなど、異端者の心理に重点をおいた斬新なSFであることが理由です。
ゾッとする度 | ★★★☆☆ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
視聴方法 | Amazon Prime |
8位『ミミック』
舞台は近未来のニューヨーク。ゴキブリを媒介とする伝染病が蔓延しており、治療法もわからないまま多くの人が命を落としていました。
そこで昆虫学者である主人公スーザンは、ゴキブリの天敵となる新種の生物を開発し、街に放つことでゴキブリの根絶に成功します。
そこから3年が経ち、伝染病もなくなり平和になったニューヨークでしたが、彼女の作った生物が突然変異を遂げ、人々を襲い始めます。
『ミミック』の特徴は、化け物のダイレクトすぎる容姿。ゴキブリを巨大化させカマキリを足したようなフォルムは気持ち悪いの一言です。
ゾッとする度 | ★★★★☆ |
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
視聴方法 | U-NEXT |
7位『鳥』
本作は、平和な町である日突然、鳥に襲われるようになった人々の恐怖を描いたSFホラー。
原因や対処法もわからない人々は、カラス、ハト、スズメなどごく普通の鳥たちによる襲撃になす術なく、大量の死傷者を出していきます。
着想はシンプルながら、鳥についばまれて目が潰れたり、体に穴が空いたりして死ぬシーンはかなりグロテスクで、閲覧は注意が必要。
また作中で襲撃の動機が明かにされないため、いつ襲ってくるのか全く予想できない状態が続き、見ている方も終始ハラハラする作品です。
ゾッとする度 | ★★★☆☆ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
視聴方法 | TSUTAYA TV |
6位『ライフ』
宇宙船の乗組員であり、火星探査を任じられた主人公たち。彼らは無事に任務を完了するも、火星から謎の生命体を持ち帰ってしまいます。
はじめは、未知の地球外生命体と心踊らせながら交流していた彼らですが、実験中に突如、その生物が乗組員たちを襲い始めます。
船員を1人1人殺していく謎の生物。「コレを地球に持ち帰れば人類が終わる」と直感した彼らは、生命体の宇宙空間での抹殺を決意します。
本作の敵は『エイリアン』のように獰猛果敢な怪物ではなく、喉から体内に入って人を窒息死させるなど、高い知能を持っているのが特徴。
ゾッとする度 | ★★★★☆ |
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
視聴方法 | Netflix |
5位『バイオハザード』
本作は、ウイルス災害の起きた製薬研究所を舞台に、主人公アリスがゾンビと戦いながら、AIの支配する施設から脱出していく物語。
今や無害なアクション映画と化したバイオハザードも、1だけは別格の怖さ。多くの視聴者にトラウマをもたらした傑作SF作品です。
2以降と違い、1は主人公が普通の人間なので「人が未知のウイルスに対していかに無力か」身をもって思い知らされる強烈なホラー映画。
ゾンビの他にも、レーザー光線で体がバラバラになるシーンや、落ちるエレベーターに頭が挟まるシーンなど、本気でトラウマになる描写が多いため、軽い気持ちで見ると後悔するかも。
ゾッとする度 | ★★★★☆ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
視聴方法 | Amazon Prime、U-NEXT |
4位『エイリアン』
舞台は近未来の宇宙。クルー7人を乗せた宇宙船は、任務を終え地球へと帰還する最中に、付近の小惑星で生命体の信号をキャッチします。
惑星に降りた彼らは謎の生物に襲われるなど緊急事態に陥ったため、即座に帰路につくも、その生物はすでに船内へ侵入しているのでした。
本作のキャッチコピーは「宇宙ではあなたの悲鳴は誰にも聞こえない」逃げ場が一切ない状況で、目を背けたくなるような殺戮が続きます。
エイリアンが乗組員のお腹を突き破って生まれてくるシーンなど、視聴者にトラウマを植え付けるには十分すぎるほどのインパクトの作品。
ゾッとする度 | ★★★★☆ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
視聴方法 | Amazon(レンタル) |
3位『ミスト』
舞台はアメリカの田舎町。町がある日突然霧に包まれ、その中から巨大でおぞましい怪物が姿を表し、人間を襲い始めます。
そのため主人公はスーパーへと逃げ込むも、そこでは食料を巡る争いが起こっていたり、突然「神のご加護」を求め宗教を唱え出す者がいたりと、まさに人間の狂気に満ちた場所でした。
本作は物語のテーマである「霧(ミスト)」が生み出す暗い描写も相まって、全体的に鬱々とした雰囲気のままストーリーが進んでいきます。
終始パニック展開が続く作中でも、1番重要なのは主人公の子供が放つセリフ。ラストでこの言葉の意味を理解した人は、必ず絶望します。
Daddy, don’t let monsters kill me.
「パパ、化け物に僕を殺させないで」
ゾッとする度 | ★★★★★ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
視聴方法 | U-NEXT |
2位『ザ・フライ』
主人公セスは天才科学者。彼は長年の研究により、2距離間を一瞬で移動する革命的な装置「テレポーテーション」の発明に成功します。
ある日自分を被験体とし実験したところ、セスは誤ってハエと一緒にテレポーテーション装置に入ってしまい、ハエと融合してしまいます。
その後セスは異様なほど性欲が強くなったり、コーヒーに砂糖を何十杯も入れだしたりと、はじめは少し挙動がおかしくなる程度でした。
しかし次第に昆虫のような毛が生え始めたり、変な色の血が出たり、体の一部がボロボロ崩れ落ちたりと、異様な姿に変貌していきます。
日に日に人間からハエに変化していく、その残酷すぎる過程を克明に記録しているのが『ザ・フライ』の最もおぞましく、魅力的な点。
本作は人間の心を失っていくセスと、ハエとなった彼をも愛そうとする恋人の葛藤も描かれており、単なるSFホラーに収まらない名作です。
ゾッとする度 | ★★★★★ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
視聴方法 | U-NEXT |
1位『遊星からの物体X』
舞台は南極。観測基地の隊員たちは、南極探索の最中に見つけた謎の生物を、その正体を知らないまま基地内へと招き入れてしまいます。
「物体X」と呼ばれるその生物は、捕食した相手の姿に擬態できる能力を持つため、隊員たちを1人ずつ取り込み、仲間を増やしていきます。
「物体X」の恐ろしいところは、人や動物に遺伝子レベルで擬態するため、誰が物体Xに取り込まれたのか、外見上は一切わからないこと。
しかし一度捕食されれば、脳も体も全て支配されるため、外見以外は完全なる別人。そのため隊員たちは次第に疑心暗鬼になっていきます。
本作は序盤で、敵にヘリや雪上車を全て破壊されるため「どのみち助からないのでは?」と予想がついてしまうものの、まさにその通り。
主人公たちに残された道は2つ。「敵を全滅させて凍え死ぬか」「敵に惨殺されるか」どちらにせよ報われないラストへと向かっていきます。
ゾッとする度 | ★★★★★ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
視聴方法 | Netflix、U-NEXT |
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