受験生
大学受験の合否は、どれだけ英語の偏差値を上げられるかにかかっています。
受験はどこも英語の配点だけ異様に高いので、英語が得意になると難関大すら余裕です。
▶︎受験本番まで時間が限られている。
▶︎難関大学を志望している。
目次
1. 執筆者の英語力【記事の信頼性】
ぼくが受験時に合格した国立1つと私立3つの計4つ。どこも英語の比重が高く、かつ英語試験がトップレベルに難しい大学でした。
高3の8月末に受けたセンター模試のスコアは400点台、偏差値は38と、かなり悲惨でした。
そこから約5ヶ月の勉強で偏差値を80まで上げて、難関大にひと通り合格できたのは、毎日、勉強法を磨き続けたから。
2. ステップ順|短期間で偏差値を上げる!おすすめ英語勉強法
ではここから、大学受験の英語勉強法を5ステップで解説します。
↓
❷「文法」を習得する。
↓
❸「精読」で読解の “質” を高める。
↓
❹「多読」”量” をこなしアウトプット。
↓
❺「模試」で実力をチェックする。
ステップ① 英単語を6,000語覚える
まずは最低限の単語を覚えてしまいましょう。大学受験に必須の語彙量は4,000語です。
4,000語あれば、センターレベルで知らない単語に出会うこと無くなります。
受験に必要なボキャブラリー
- 中学レベル:2,000語
- 受験基礎レベル:4,000語
- 難関大レベル:6,000語
基礎レベル| ターゲット1900
ターゲットの1番の特徴は、極限までムダを削ぎ落としたシンプルなレイアウト。
シンプルな一方で、「関連語」や「例文」など、単語を覚えるのに必要な要素はすべて揃っています。
応用レベル|速読英単語 上級編
『速単』なら単語のインプットと同時に、長文読解のトレーニングも積めるので一石二鳥。
というのも、1冊目はシンプルな単語帳でゴリゴリ覚えた方が良いですが、2冊目は長文と一緒に覚えてほしいです。
↓
❷文法と精読(当記事のステップ②③)を終わらせる。
↓
❸多読の練習(ステップ④)と同時に、『速単上級』で長文読解を鍛える。
ちなみに『ターゲット』と『速単』の2冊はどちらも網羅性が高く、かつ登場する単語が重複しないので、おすすめの組み合わせ。
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ステップ② 文法問題集を1冊マスターする
↓
❷「文法」を習得する。(←イマココ)
↓
❸「精読」で読解の “質” を高める。
↓
❹「多読」”量” をこなしアウトプット。
↓
❺「模試」で実力をチェックする。
文法問題集|『Vintage』
文法問題が1,500問収録されている問題集で、これ1冊さえやれば、どのレベルの大学の文法問題もカバーできます。
ちなみに同じタイプの問題集では『UPGRADE』や『Nextage』などが有名ですが、中でも『Vintage』が1番おすすめ。
『Vintage』おすすめ理由
- 解説が1番丁寧。
- YouTubeで解説動画が見れる。
- 到達レベルが高い。
まず『Vintage』は王道3冊の中でも1番解説が丁寧で、解説ページのボリュームが圧倒的に多いのが特徴。
また、各文法項目の解説動画がYouTubeにアップされているので、たとえ文法初心者の方でも『Vintage』で挫折することはありません。
また『Vintage』には難易度の高い問題も多く出題されるため、最終的な到達度も、3冊の中で1番高いです。
解説が詳しく、かつ1冊で難関大までカバーできるので、難関大に限らずどの大学の受験生も『Vintage』をおすすめします。
文法問題集を勉強する際のコツとして、何周もして徐々にインプットを重ねていきましょう。
どれだけ頭がよくても、約1500問の分量をたった1,2周で覚えられる人なんていないので。
【文法問題集の進め方】
1周目→300/1,500問クリア
2周目→700/1,500問クリア
3周目→1,200/1,500問クリア
4周目→1,500/1,500問クリア
動画や音楽を聴きながらゆる〜くで良いので、周回数を重ねて徐々に脳にすり込みましょう。
「できた問題」にチェック入れていき、1周ごとに解くべき問題の数を減らしていくと効率的です。
文法参考書|『ファイナル問題集』
『Vintage』が終わったら、英文法の仕上げとして『ファイナル問題集』に取り組みましょう。
すべての文法項目がランダムに出題されるので、テスト形式で習熟度をチェックできます。
『ファイナル問題集』には「難関大学編」もあるので、MARCH・関関同立以上の大学を志望する方は2冊ともやって下さい。
「難関編」まで極めれば、受験英語の文法問題で点を落とすことは無くなるので。
ステップ③ 英文解釈のトレーニングを積む
単語・文法を終えたら、次はいよいよ長文読解。ですが「多読」に入る前に、必ず「精読」のトレーニングをしましょう。
精読練習をして初めて、単語・文法が「文中でどう使われるのか」を理解できるからです。
「精読練習」というと難しく聞こえるかもしれませんが、やることは英文解釈の参考書をこなすだけ。
さらに朗報ですが、英文解釈の参考書を4冊だけやれば、どんな難関大を受けても「理解できない英文」に出会うことは無くなります。
おすすめ参考書|英文読解入門 基本はここだ!
ぼくは今までに、英語の参考書を100冊以上読んできましたが、その中で1番ためになった書籍を1冊挙げるなら迷わずコレ。
この参考書を初めて読んだとき、感動しすぎて7周ぐらい繰り返しやりました。
それが本書を読み進めるうちに、英文を感覚ではなく「理論」で読めるようになった感動は、今でも忘れられません。
結果『基本はここだ!』を7周こなした直後にセンター模試を受けましたが、この時点で英語偏差値が65を超えました。
❷解説をじっくり読む。
❸自然に読解力がつく。
❹①〜③を繰り返す。