映画ファンの猫
サイコホラーとは、霊などのオカルト的要素は一切なく、人間の狂気を描くことで、徐々に視聴者を追い詰めていく作風のホラー映画。
連続殺人鬼やサイコパスを題材とした作品が多く、幽霊が苦手な人でも楽しめるホラーとして人気の高いジャンルです。
▶︎ドキドキする展開が好き。
▶︎人間の狂気を味わってみたい。
目次
サイコホラーのおすすめ映画ランキング15
では早速、人間の恐ろしさをたっぷり味わえるサイコホラー映画を15本、一気に紹介します。
15位『シャッター・アイランド』
主人公はアメリカの連邦保安官。ある日、精神病収容所から囚人が逃げ出したという知らせを受けた彼は、捜査のため施設へと向かいます。
「シャッターアイランド」と呼ばれるその施設は、絶海の孤島に位置しており、まるで刑務所のような出で立ちは不気味そのもの。
ところが捜査を進めるにつれ、収容所が企てる恐ろしい陰謀や、囚人たちに隠されたショッキングな事実が明らかになっていきます。
Which would be worse, to live as a monster or to die as a good man.
「怪物として生きるか善人として死ぬか、どっちがマシだろうか」
一見するとなんてことないセリフ。しかし最後まで見た人は、このセリフがとてつもなく恐ろしい意味を持っていることに気づきます。
施設が隠し続けていた深い闇と、主人公が終始感じている「違和感」の正体がラストで一気に明かされるため、その衝撃は凄まじいもの。
ゾッとする度 | ★★★☆☆ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
視聴方法 | Netflix、Amazon Prime、 U-NEXT |
14位『ドント・ブリーズ』
主人公は空き巣をくり返す3人組の泥棒。近所に住む盲目の老人が自宅に大金を隠していることを知った彼らは、老人宅に押し入ります。
ところがその老人、実は退役軍人。鍛え上げた肉体に加えて、聴覚も嗅覚も優れた彼に、3人は徐々に追い詰められていきます。
この映画の見どころは2つ。まず1つ目に、盲目で無抵抗だと思っていたおじいちゃんがが、実は退役軍人でとんでもなく強いこと。
もう1つは、その老人がとんでもないサイコパスなこと。彼は地下にとあるものを隠し持っていますが、その正体があまりに恐ろしすぎる。
ゾッとする度 | ★★★☆☆ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
視聴方法 | Amazon(レンタル) |
13位『チェンジリング』
舞台は1928年のロサンゼルス。シングルマザーの主人公が、9歳の息子と幸せな生活を送っていたところ、突如彼が姿を消してしまいます。
息子を探し続け半年が過ぎた頃、警察から「息子を発見した」との朗報が入ります。しかし主人公の元に現れた少年は全くの別人でした。
まず正体を偽り近づいてきた子供が不気味。最初は彼の意図すら不明で、主人公も視聴者も「?」をいくつも抱えたまま物語が進みます。
そして失踪事件は殺人鬼の仕業。イかれた犯人が、誘拐してきた子供たちを家畜のように殺す狂気溢れるシーンは、一度見たら忘れません。
ゾッとする度 | ★★★★☆ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
視聴方法 | Amazon(レンタル) |
12位『セブン』
主人公はブラピ演じる優秀な若手刑事。彼はベテラン刑事とコンビを組み、街でくり返し起こる猟奇的な連続殺人を追っていました。
次第に、犯行が「七つの大罪」をモチーフに行われていることが明らかになるも、犯人の足取りは掴めないまま凶行が続いていきます。
『セブン』は陰鬱で重々しい殺人シーンが続く上、序盤から終盤まで通して雨が降っているため、終始ダークな雰囲気に包まれています。
また7つの大罪を模した殺人がテンポよく続くため飽き性の人でも見やすい上、ラストがあまりに衝撃的。一度見たら一生忘れない作品です。
ゾッとする度 | ★★★☆☆ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
視聴方法 | Netflix、Amazon Prime、 U-NEXT |
11位『ゲット・アウト』
主人公はニューヨークで暮らす黒人のプロカメラマン。白人のガールフレンドを持つ彼は、田舎にある彼女の実家へと挨拶に向かいます。
最初は両親に気後れするも、異様なまでに歓迎される主人公。しかし彼らはどこか不気味で、使用人や近所の人達も何かを隠している様子。
なんだか自分だけが大事なことを知らされてないような感覚を抱き過ごしているうちに、その「違和感」が徐々に現実となっていきます。
ゾッとする度 | ★★★☆☆ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
視聴方法 | Amazon(レンタル) |
10位『アメリカン・サイコ』
主人公は一流企業の副社長で、いわばウォールストリートの超エリート。性格は負けず嫌いのナルシスト、そして極度の潔癖症でした。
そんな彼の趣味は人を殺すこと。ホームレスや売春婦と、手当たり次第殺すも、犯行がバレないのを良いことに徐々に味を占めていきます。
血だらけの衣服をクリーニング屋に出して「ソースをこぼしただけだ」などと言い訳をしたり、頭のネジが30本ぐらい飛んでいる主人公。
そんな元からサイコパスだった彼が、殺しの醍醐味を知り、取り返しのつかないほどの狂人へと変化していくのがこの映画の見どころ。
ゾッとする度 | ★★★☆☆ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
視聴方法 | Netflix |
9位『ソウ』
主人公は、気に入った相手を誘拐し、自身の考案したデスゲームに強制参加させるという、完全サイコパスな凶悪殺人犯。
そうして誘拐され、眠りから醒めた参加者たちは、体に取り付けられたトラップを制限時間内に解除するよう、殺人鬼から要求されます。
トラップ解除に失敗すれば死に、成功しても体の一部を欠損してしまうため、ゲームに参加させられた時点で、無傷では生還できません。
ゾッとする度 | ★★★★☆ |
おすすめ度 | ★☆☆☆☆(閲覧注意) |
視聴方法 | U-NEXT |
8位『エス』
とある刑務所に被験者20人が集められ、半分を看守に、もう半分を囚人役として、2週間それぞれの役割を演じ続ける実験が行われます。
被験者も最初は役割を楽しんでいたものの、看守がひとたび暴力を振るい始めたのをきっかけに、死人が続出するなど惨劇と化してきます。
『エス』の恐ろしいところは、実験に参加した被験者たちは皆、元々は正常な思考を持った、いわゆる「普通の人」だったこと。
役割といえど、権利を剥奪された者は「服従」を絶対とされ、権利を与えられた者は暴力を正当化して、平気で他人を殴るようになる。
ゾッとする度 | ★★★★☆ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
視聴方法 | TSUTAYA(レンタル) |
7位『サイコ』
主人公は不動産屋に務める女性。日々の生活にストレスを感じた彼女は、出来心から会社の金4万ドルを横領して街を飛び出しました。
その夜彼女はモーテルに宿泊しますが、不運なことに、そこの管理人は異常な殺人鬼でした。
一見人当たりがよく人間味のあるノーマン。しかしひとたび牙を剥くと、良心の呵責などなく他人を惨殺する姿は、正真正銘のサイコパス。
白黒の画面や効果音の演出も相まって全体的に不気味ですが、グロ表現は一切ないためホラー初心者でも見れる、サイコパス映画の入門作。
ゾッとする度 | ★★★☆☆ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
視聴方法 | Netflix、Amazon Prime |
6位『シャイニング』
主人公は小説家。山上のホテルの管理を任されますが、その外界から隔離された雰囲気が気に入った彼は、家族と共に一冬を過ごすことに。
しかしホテルでは過去に、精神異常をきたした管理人が一家惨殺する事件が起きており、霊感の強い主人公は徐々に気を狂わせていきます。
『シャイニング』は意外なことに、一般的なサイコホラー映画のように人が何人も死ぬわけでもなければ、残虐なグロ描写もありません。
にも関わらず本作が20世紀ホラーの傑作と言われるのは、キューブリック監督のこだわり抜いた演出と、主人公役の凄まじい怪演のおかげ。
ゾッとする度 | ★★★★☆ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
視聴方法 | U-NEXT |
5位『ミザリー』
主人公は有名な小説家。雪山で事故を起こし、脚を骨折して動けなくなったところを、地元で看護師をしていた温厚な女性に助けられます。
ところがその女性は重度のメンヘラ。主人公の小説のファンだったため、彼をずっとそばに置いておきたいと思い、異常行動に出始めます。
ハンマーを持った女性の姿が印象的なミザリーですが、彼女がハンマーを振るうのは一度だけ。ただその一度がトラウマ級に恐ろしさ。
最初は親切な女性だっただけに、ギャップが一層怖い。また主人公は骨折して寝たきりのため、その恐怖から逃げることも許されません。
ゾッとする度 | ★★★★★ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
視聴方法 | U-NEXT、hulu |
4位『エスター』
主人公は死産により新生児を失ったことから、悲しみを埋めるため孤児院に向かい、礼儀正しく知性のあるエスターを養子として迎えます。
ところが彼女が養子となってから、一家で不気味な出来事が頻発するようになり、次第に夫婦はエスターに対して恐怖心を抱き始めます。
本作はエスターが最初から最後までとにかく不気味。彼女なりの信念に従い動物や人間を殺していくも、その思考は完全なるサイコパス。
そして、エスターが何者なのかは最後まで明かされませんが、ラストで彼女の正体を知った時、ぼく達視聴者はどん底に落とされます。
ゾッとする度 | ★★★★★ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
視聴方法 | U-NEXT |
3位『羊たちの沈黙』
主人公は女性FBI捜査官。街でくり返される猟奇的な殺人を追っていた彼女は、犯人の足取りを掴めないまま捜査に行き詰まっていました。
そこで、IQ160を超える天才心理学者であり、過去に連続殺人を起こし収監されている、ハンニバル博士からアドバイスを得ることを決意。