英語学習者
今日は、英語学習初心者におすすめの映画『ターミナル』を紹介します。
TOEIC600点以上の方なら問題なく見れるレベル。ぜひ挑戦してみて下さい。
猫
【こんな方に読んで欲しい】
・映画で英語を勉強したい
・英語初心者でも観れる作品を知りたい
・シンプルに面白い作品を知りたい
目次
1. 英語学習者に映画・ドラマをおすすめする理由
英語のインプットは、ドラマや映画で行うのが効果的。
単語と文法をある程度抑えたら、動画での学習にチャレンジしてみましょう。
それに動画を使えば4技能を同時に鍛えられるので、最高に効率的な勉強法です。
①生のスピードの英語を聴く→リスニング
②猛スピードの字幕を追う→リーディング
③気に入った表現をメモ→ライティング
④台詞を口に出して真似る→スピーキング
↓「動画で英語を学ぶメリット・具体的な学習方法」はこちらの記事にまとめました。
2.『ターミナル』あらすじ(ネタバレ無し)
主人公ナボルスキーは、東ヨーロッパ「カラコージア」出身の英語が喋れない優男。
物語は彼が、ニューヨークJFK空港で入国審査に引っかかるところから始まります。
というのも、彼が飛行機でアメリカに向かう途中に、母国でクーデターが起こり政府が消滅してしまったとのこと。
パスポートが失効し国に帰れない一方、身元を証明できない彼は空港から出ることも許されません。
不運な主人公は、英語を全く理解できないまま空港内での生活を余儀なくされます。
↓45秒のトレーラーもあるので、気になった方はぜひチェックしてみて下さい。
3. 英語初心者に『ターミナル』をおすすめする4つの理由
『ターミナル』を英語学習者、特に初心者の方におすすめする理由は4つあります。
3-1. おすすめ理由① 英語が「超」簡単
『ターミナル』は数ある映画の中でも、特に英語が簡単な作品として知られています。
目安としては、TOEIC600点台の人でも十分楽しめます。
なので少しでも英語を勉強した人なら誰でも、1週目から英語で見れる数少ない作品。
なぜ簡単かというと、主人公ナボルスキー自身が英語力ゼロの状態で物語が始まるから。
映画の前半部分では、全英語学習者が主人公より英語出来る状態です。
3-2. おすすめ理由②「英語を学ぶプロセス」が楽しめる
主人公は最初英語が一切喋れません。
文字通り英語力ゼロの主人公が、空港で生活しながら、徐々に英語を覚えていくプロセスが描かれるのも『ターミナル』の魅力。
主人公が終始、”たどたどしい英語” を喋っているのも『ターミナル』の特徴です。
3-3. おすすめ理由③ むしろ英語で見た方が楽しめる映画
『ターミナル』は日本語字幕ではなく、最初から英語字幕で見た方が楽しめる映画。
というのも、英語に不慣れな主人公の「少し間違った表現」は日本語に訳せないからです。
例えば…
You have choose. 「チューズして」
I stuffed.「ハラは一杯だ」
You don’t shit.「シットはするなよ」
など、日本語訳がなんだかルー語みたいで変ですね笑。
どの洋画も基本的には英語のまま見た方が面白いですが、『ターミナル』は “絶対に” 英語の方が楽しめる作品。
3-4. おすすめ理由④ 実用的な英語が学べる
また、実用的な英語表現が学べるのも『ターミナル』の魅力。
空港職員のフォーマルな英語や、旅行時に使えるフレーズが数多く出てきます。
『ターミナル』で登場する「空港で役立つ単語・フレーズ」は4章でまとめてご紹介します。
トムハンクス出演のおすすめ映画
4.『ターミナル』を楽しむ為のアドバイス
英語初心者の方が『ターミナル』を見る上で、気をつけるべきポイントを3つお話しします。
4-1. ナボルスキーの英語は正しくない
主人公ナボルスキーの英語は必ずしも正しい英語ではありません。
例として彼のセリフをいくつか挙げると…
I’m afraid from ghost.
「幽霊が怖いんだ」
「そこは from じゃなくて of だろ!」とツッコんだところで無意味です。
作中ではこんな些細な間違いは誰も気にしません。
I not understand
「よくわからない」
↑主人公の英語は基本こんな感じ。文法は基本的に無視して話しても十分通じますからね。
Would you like to get eat to bite?
「僕と食事しませんか?」
異性を食事に誘う時のフレーズですが、正しくは“Would you like to get something to eat.”
ただこんな細かな間違いがいくつあっても、全く支障なく会話できています。
「正しい英語よりも、自信を持って喋る方がよっぽど大事」というのがよくわかりますね。
4-2. 空港スタッフの英語は速い
『ターミナル』は英語が簡単な作品とはいえ、空港スタッフの英語はナチュラルスピード。
厄介なのが敵役のディクソン。特にこの人の英語は超早口です。
Could somebody please tell me what the hell is going on down there!?
「下で何が起こってるのか誰か教えてくれ!」
There’s no news from the State Department, but I think we can deport him in a few days.
「国務省の通達を待ち、数日後には強制送還できるはず」
Who knows what this guy is thinking, what gulag he escaped from.
「この男何を考えているんだ…脱走した政治犯かも」
こんな感じのセリフが超早口で流れてきますし、フォーマル英語なので難しい単語も頻出します。
4-3. 全てを理解しようとしない
最後のアドバイスは「全て理解するぞ」と気合を入れすぎないこと。
「少々分からなくたって、2回目があるからいいや」とゆる〜く続けるのがコツ。
それに英語学習が目的なら、気合入れて1周見るよりも緩く2,3週みた方が効果は高いです。
回数重ねてインプットした方が長期記憶に残りやすいですからね。
4-4. シャドーイングしながら見る
動画学習のコツとして、ただ漫然と見るよりも、シャドーイングしながら見るとより良いです。
家の中でも通勤中でも、場所を選ばずセリフをインプットできる効率の良い勉強法。
↓「シャドーイング」についてはこちらの記事に全てまとめました。
【この記事でわかること】
①シャドーイング4つの効果
②具体的なやり方
③3つのコツ
④おすすめ教材5選
5.『ターミナル』に学ぶ、空港で使える役立つ英単語・フレーズ
『ターミナル』に出てくる、空港で使える英単語・フレーズを紹介します。
視聴前にチェックしておくのもアリ。
【空港で役立つ単語一覧】
・final destination「目的地」
・connecting flight「乗り継ぎ便」
・airline「航空会社」
・check in「搭乗手続き」
・gate closed「搭乗締め切り」
・flight number「便名」
・on time / scheduled「時間通り」
・delayed「遅延」
・canceled「欠航」
・international flight「国際線」
・domestic flight「国内線」
・transfer「乗り継ぎ」
・boarding pass「搭乗券」
・security check「手荷物検査」
・quarantine「検疫」
・customs「税関」
・lost property「遺失物取扱所」
・immigration control「出入国審査」
・baggage claim「手荷物受取所」
・carry-on baggage「機内持ち込み手荷物」
・check-in baggage「預け荷物」
【空港で聞かれるフレーズ一覧】
・What is the purpose of your visit? Business or pleasure?
「入国の目的は何ですか?」
・How long will you be staying?
「どれくらい滞在する予定ですか?」
・Could I see your return ticket?
「帰りの航空券を見せてください」
・Is this flight leaving on time?
「定刻に出発しますか?」
・How many days are you staying in NY?
「NYに何日間滞在しますか?」
・Have you booked any accommodation?
「宿泊先は予約してありますか?」
6.『ターミナル』に学ぶ、短期間で英語を話せる3つのコツ
最後に『ターミナル』の主人公のように、英語を短期間で話せるようになるコツを3つシェアします。
①身近なものから英語に触れる
②英語を使う仕事に就く
③英語で“友人”や”好きな人”見つける
6-1. コツ① 身近なもので英語をインプット
英語学習のコツ1つ目は、身近なものから英語をインプットすること。
実際に主人公ナボルスキーが、英語を選ぶ教材として選んだのは『フレンズ』
『フレンズ』のスクリプトを、英語で書かれたものと母国語のものをそれぞれ用意。
その2つを見比べながら、会話表現をインプットしていました。
映画の舞台は2004年ですが、今は2019年。
スマホ1台あればフレンズはいつでも見れますし、日本語と英語を2部買わなくたって字幕切替も一瞬でできます。
フレンズは英語学習者に1番おすすめのドラマ。
↓こちらの記事をチェックしてみて下さい。
6-2. コツ② 英語で仕事に就く
2つ目のコツは、英語を使える仕事に就くこと。
「英語を使って人の役に立つ」ためには、相応の英語力が必要になりますからね。
僕も経験ありますが、英語を使って仕事をすると英語力が爆上がりします。
毎日英語を喋る必要性に迫られるので、嫌でも上達せざるを得なくなりますからね。
【英語を使える仕事リスト(バイト有)】
・空港
・ホテル
・カフェ
・英語講師
・通訳
6-3. コツ③ 外国人の友達・好きな人を見つける
最後のコツは、外国人の友達・好きな人を見つけること。
これが最強ですね。英語で「伝えたい相手」ができると、学習モチベが桁違いに上がります。
「気持ちを伝えたい相手」が身近にいれば、毎日勉強しても苦になりませんよね。
https://twitter.com/peta_eri/status/1103288095292571648
【日本で海外の人と交流するツール】
・Tinder
・HelloTalk
・MeetUp
・Chatty
・Twitter
『How I Met Your Mother』第2のフレンズと呼ばれ、海外で大人気のシットコム。
↓フレンズファンなら、ハマること間違いなしの名作です。
英語中級者(TOEIC700点以上)の方は『13の理由』がおすすめ。
舞台は2017年のアメリカなので、まさに今「若者に使われている英語」が学べます。
初めまして。こちらのブログを見てターミナルを見ようと思ったのですが、公開停止したのかターミナルがありませんでした。
なので、ターミナルに似たような映画・ドラマは他に何があるでしょうか?
似た映画だと、キャッチミーイフユーキャンとかオススメです!レベル的にもそこまで差はないので。
こちらの記事で英語学習に役立つ映画を10本紹介しているので、合わせて読んで見て下さい!
https://ingle729.com/2019/09/06/movie-for-english/