映画ファンの猫
当記事では、ラストシーンで衝撃のどんでん返しが待ち受けている映画を15本集めました。
終始ハラハラする展開が続き、最後には一気にひっくり返される。そんな大興奮間違いなしの傑作を、ランキング形式で紹介します。
▶︎ハラハラする展開が好き。
▶︎プロット重視で映画を選びたい。
目次
どんでん返し系のおすすめ映画ランキング
では早速、どんでん返しを存分に味わえるおすすめ映画を15本、一気に紹介していきます。
15位『デスプルーフ』
舞台はテキサス。5人の女性が車の衝突で即死する、という凄惨な事故が起きます。しかしそれは、頭のイカれたスタントマンの仕業でした。
というのも彼は自分の愛車を改造し、美女の乗る車を狙ってわざと正面衝突する、というクレイージーすぎる殺人を計画していたのです。
しかしこれはタランティーノ作品。途中から「本当に同じ映画?」と疑いたくなるほど、ラストに向け展開が真反対にひっくり返されます。
まるで映画2,3本を詰め込んだような、ぶっ飛んだプロットがタランティーノ作品の持ち味ですが、本作も、例に漏れず完全に予測不可能。
どんでん返し度 | ★★★☆☆ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
視聴方法 | U-NEXT |
14位『グランド・イリュージョン』
主人公は4人の天才マジシャン。ある日ラスベガスのショーで、パリの銀行を遠隔強盗し、得たお金を観客にばら撒くという演出を行います。
このド派手なショーが世界中から注目をあび、一躍大スターへと登り詰めますが、同時にFBIや、国際警察からも追われることになります。
ただ本作を正直にレビューすると、ラストシーンは即席感が否めないので、どんでん返しの展開として楽しめるかは、見る人次第です。
というのも、そもそも「どんでん返し」のセオリーは、前もって張っておいた伏線を、ラストで一気に回収すること。
むしろ本作の見どころは、作中で何度も行われるマジックショーの完成度が高く、最初から最後までハラハラしまくりの展開が続くこと。
イリュージョンのスケールは他の映画とは桁違いで、エンタメ映画として超一級なため、ワクワクする展開を楽しみたい人におすすめです。
どんでん返し度 | ★★☆☆☆ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
視聴方法 | Netflix、Amazon Prime、 U-NEXT |
13位『ゴーン・ガール』
妻と2人で何不自由なく暮らしていた主人公。ところがある日彼女が自宅から姿を消し、現場には誘拐されたような形跡が残っていました。
妻が有名人であったため、この失踪事件は世間の注目を浴びますが、次第に「夫が殺したのでは?」という憶測が飛び交うようになります。
『ゴーン・ガール』はさすがデイビッド・フィンチャー監督の作品。とにかく物語の密度が濃く、視聴者は最後まで騙され続ます。
「行方不明になった妻を探す旦那の話」と思って見ていると、徐々に違和感が生まれ始め、中盤からストーリーが急転換していきます。
どんでん返し度 | ★★★☆☆ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
視聴方法 | Netflix |
12位『ソウ』
主人公は、気に入った相手を誘拐し、自身の考案したデスゲームに強制参加させるという、完全サイコパスな凶悪殺人犯。
そうして誘拐され、眠りから醒めた参加者たちは、体に取り付けられたトラップを制限時間内に解除するよう、殺人鬼から要求されます。
トラップ解除に失敗すれば死に、成功しても体の一部を欠損してしまうため、ゲームに参加させられた時点で、無傷では生還できません。
前述の通り、どんでん返しのセオリーは、作中にいくつも散りばめておいた伏線を、ラストで一気に回収すること。
その点『ソウ』は、伏線が終始目の前にあるのに、誰もそれに気づきません。見事としか言いようのない、衝撃の終わり方をする映画です。
どんでん返し度 | ★★★★☆ |
おすすめ度 | ★☆☆☆☆(閲覧注意) |
視聴方法 | U-NEXT |
11位『エスター』
主人公は夫と子供2人で、幸せな4人暮らしをしていました。彼女は待望だった3人目の子供を授かるも、不運なことに流産してしまいます。
悲しみを埋めるため、彼女ら夫婦は養子を取ることを決意。孤児院で出会った、礼儀正しく知性のあるエスターを家族として迎え入れます。
ところが彼女が養子となってから、一家で不気味な出来事が頻発するようになり、次第に夫婦はエスターに対して恐怖心を抱き始めます。
この作品の優れた点は、効果音や演出を用いて、過度に恐怖を煽るチープな手法もなければ、ただ血を出すだけのグロ表現もないこと。
とにかくエスターが最初から最後まで不気味。彼女なりの信念に従い動物や人間を殺していくも、その思考・行動は完全なるサイコパス。
そして、エスターが何者なのかは最後まで明かされませんが、ラストで彼女の正体を知った時、ぼくら視聴者はどん底に落とされます。
どんでん返し度 | ★★★☆☆ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
視聴方法 | U-NEXT |
10位『セブン』
主人公はブラピ演じる優秀な若手刑事。彼はベテラン刑事とコンビを組み、街でくり返される猟奇的な連続殺人を追っていました。
そして次第に、犯行が「七つの大罪」をモチーフに行われていることが明らかになり、事件は予想だにしない結末へと舵を切っていきます。
『セブン』では陰鬱で重々しいシーンが続き、終始ダークな雰囲気に包まれているその作風は、まさにサイコ・スリラー映画のお手本。
7つの大罪を模した殺人がテンポよく続いてくため映画初心者も見やすい上、ラストがあまりにも衝撃的。一度見たら一生忘れない作品です。
どんでん返し度 | ★★★★☆ |
おすすめ度 | ★★★☆☆(閲覧注意) |
視聴方法 | Netflix、Amazon Prime、 U-NEXT |
9位『ミスト』
主人公が妻子と幸せに暮らす街が突然霧に包まれ、霧の中からおぞましい怪物たちが姿を表したことで、彼らはスーパーに避難します。
しかしそこでは食料を巡る争いが始まったり、突然カルト宗教を唱え出す者がいたりと、次第に人間の狂気に満ちた場所と化していきます。
本作はホラーの帝王ステーブン・キング原作で、そのストーリー構成は、まさに視聴者を鬱な気分にさせるため作られているようなもの。
また作中での子供のセリフが非常に重要な意味を持っており、それに気づくのが最後の最後。ラストまで見た人は、間違いなく絶望します。
Daddy, don’t let monsters kill me.
「パパ、化け物に僕を殺させないで」
どんでん返し度 | ★★★★☆ |
おすすめ度 | ★★☆☆☆(閲覧注意) |
視聴方法 | U-NEXT |
8位『スティング』
舞台は1930年代のシカゴ。天才詐欺師の主人公は、敵対するギャングに親同然だった師匠を殺されたことで、ギャングへの復讐を誓います。
そして彼は、シカゴで伝説として語られる賭博師のもとに弟子入りし、騙しのテクニックを学びながら徐々に敵組織を追い詰めていきます。
天才詐欺師たちが、ライバルを騙してお金を奪い取るシンプルな筋書きと思いきや、いつの間にか騙されているのは視聴者の方。
詐欺手法の7割はタネ明かしされるものの、残りの3割は視聴者を騙すために伏せられている。それに気づいたときはすでにラストシーンです。
どんでん返し度 | ★★★★☆ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
視聴方法 | Amazon(レンタル) |
7位『バタフライ・エフェクト』
少年時代から記憶障害に悩まされていた主人公は、成人してから、指定した過去に数分だけ戻れるという特殊能力を身につけます。
そこで彼は、過去に自殺してしまった幼馴染を助けるため、タイムリープ能力を駆使して、彼女が死ぬ運命を変えようと奮闘することに。
どんでん返し映画にはラストまで退屈なものもありますが、本作は小刻みにタイムリープが続くため、どこを切り取っても楽しめる作品。
主人公が何度も時間を巻き戻した末に、行き着いた答えがラストシーン。切ない終わり方ですが「なるほど」と納得せずにはいられません。
どんでん返し度 | ★★★★☆ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
視聴方法 | TSUTAYA |
6位『ユージュアル・サスペクツ』
冤罪によりたまたま同じ刑務所に入った5人が、チームを組んで犯罪を行なっていく物語。
5人の華麗な犯罪手口が広く知られた結果、とあるマフィアの大親分の目にとまり、彼らは生死をかけた強盗作戦に参加することになります。
「黒幕が誰なのか」作中の刑事とともに、視聴者も予想しながら見ることになりますが、おそらく誰もがその予想を外してしまいます。
というのも実は、黒幕は身近にいる人物なのですが、伏線を読み取るのが非常に困難。いっそ清々しく騙されたい方向けの作品です。
どんでん返し度 | ★★★★★ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
視聴方法 | Amazon Prime、hulu、 U-NEXT |
5位『アイデンティティー』
舞台はアメリカ西部の田舎町。突然の豪雨によって道路が冠水し、11人が地元のモーテルに避難してくるところから、物語は始まります。
その夜、モーテルで宿泊客が1人1人殺害されていくのですが、実はその11人は、ある共通点を持っていることが明らかになります。
映画の中盤から終盤にかけて、一度事件のタネが明かされるのですが、ぼくら視聴者は、そこからさらに2度,3度と騙されていきます。
殺人が不可解すぎて、途中までは霊の仕業としか思えませんが「幽霊以外ありえない」と思い込むと、さらに作り手の思惑にハマります。
どんでん返し度 | ★★★★★ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
視聴方法 | U-NEXT |
4位『メメント』
主人公は強盗に妻を殺され、その時殴られたショックで脳に障害が残り、記憶を10分以上保持することができなくなりました。
彼は身の回りで起こることを逐一メモし、最も重要なことはタトゥーで体に刻み込むことによって記憶を保ち、犯人を追い詰めていきます。
『メメント』ではラストシーンが最初に明かされ、そこから徐々に時間軸が巻き戻されていくという、ユニークな手法が取られています。
結末から序章へと戻っていくため、主人公がとった行動の理由が徐々に明かされる構成。そして最後は衝撃のどんでん返しが待っています。
どんでん返し度 | ★★★★★ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
視聴方法 | Amazon Prime、hulu、 Netflix |
3位『シャッター・アイランド』
連邦保安官の主人公は、精神病施設から囚人が逃げ出したという知らせを受け、収容施設の捜査に乗り出します。
「シャッターアイランド」と呼ばれるその施設は、絶海の孤島に位置しており、まるで刑務所のような出で立ちは不気味そのもの。
ところが捜査を進めるにつれ、収容所が企てる恐ろしい陰謀や、囚人たちに隠されたショッキングな事実が明らかになっていきます。
Which would be worse, to live as a monster or to die as a good man.
「怪物として生きるか善人として死ぬか、どっちがマシだろうか」
一見するとなんてことないセリフ。しかし最後まで見た人は、このセリフがとてつもなく恐ろしい意味を持っていることに気づきます。
『シャッター・アイランド』は細部の設定などではなく、作品のテーマが根元からひっくり返るため、ラストの衝撃は本当に凄まじいもの。
どんでん返し度 | ★★★★★ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
視聴方法 | Netflix、Amazon Prime、 U-NEXT |
2位『ファイト・クラブ』
主人公は自動車会社に務める冴えないサラリーマン。平凡な現状を変えたいと密かに願っていたところ、タイラーという色男に出会います。
ルックス、鍛え上げた肉体美、ユーモア、カリスマ性、自分にない物を全て持っているタイラーに、彼は友人として強く惹かれていきます。
肉体同士のぶつけ合いに快感を得た2人は、「ファイトクラブ」を立ち上げて新たなメンバーを募り、毎日地下で殴り合いを行うことに。
ところが次第にタイラーと新メンバーが不穏な活動に手を染め始め、主人公は自分だけ置いてかれていると知るも、抜け出せなくなります。
主人公が不眠症という設定や、その他多数のシーンが伏線となっているものの、視聴者に一切気づかせず、物語が進むのが作品の見どころ。
それまで見ていた作中の光景が、ラストで一気にひっくり返される様子は、まさにどんでん返し映画のお手本ともいえる見事な構成です。
どんでん返し度 | ★★★★★ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
視聴方法 | Amazon Prime、U-NEXT |
1位『シックス・センス』
主人公は高名な精神科医。妻と自宅にいたところ、自分が以前担当していた精神病患者に銃で撃たれるところから物語が始まります。
それから1年が経ち、8歳の内気な少年の担当になりますが、その少年は至るところに幽霊が見えてしまう霊感の強さに悩んでいました。
実は作中で起こっている出来事を、正確に把握しているのは霊感の強い少年だけ。主人公も視聴者も、ラストで見事に騙されてしまいます。
結末を知った上でもう1度見ると全ての伏線が繋がっていくため『シックスセンス』は、何度でも楽しめるどんでん返し映画としてもNo.1。
どんでん返し度 | ★★★★★ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
視聴方法 | U-NEXT |
最後に:各作品を視聴する方法まとめ
最後に、今日紹介した15作品を見放題で視聴できる、動画配信サービスをまとめておきます。
Netflix | 5本 |
Amazon Prime | 6本 |
U-NEXT | 11本 |
hulu | 2本 |
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