英語学習者
英語をアウトプットするために、費用のかかる英会話教室は不要です。
無料ツールや、格安の英会話サークルを活用し、コストを抑えて英語を実践しましょう。
▶︎英会話にあまり費用をかけたくない。
▶︎英会話を練習する仲間がほしい。
目次
1. 英会話はアウトプットが8割
そもそも英会話はペーパー試験とは違って、アウトプットしないと一切上達しません。
机の上の勉強は最小限に、少しでも英語を勉強したら、思い切って実践に移りましょう。
「自分にはアウトプットはまだ早い」と思い込んでいる方が多いですが、そもそも、ぼくら日本人は慢性的にインプット過多です。
リーディング・リスニングと、スピーキングの根本は全く同じなので、LRの知識がある時点でインプットは十分すぎるほどです。
実際ぼくがイギリスに留学して驚いたのは、他国の留学生に比べて、日本人の学生は「英語の知識量」が圧倒的に多いこと。
でも現実問題として、彼らの方が流暢に喋れます。なぜかというと、アウトプット量が桁違いだから。
南米の生徒は、たとえ知識量が少なくても、どのクラスでも1番喋ります。その結果当然のように、1番上達します。
2. 英語をアウトプットする方法6選
ではここから具体的に、アウトプットに使えるツール・機会を6つシェアしますね。
2-1. 英語で独り言
まず最初に、英語で「独り言」をしてみましょう。英会話の準備運動に最適なアウトプット方法です。
「独り言」のメリット
- 自分1人だけで実践できる。
- 無料で、いつでもどこでも出来る。
- 間違いを気にする必要が一切ない。
独り言の「トピック作り方」例
- 過去の出来事
→昨日あったこと。自分の経歴。
- 現在やっていること。
→今日の作業内容。趣味・仕事。
- 将来のこと
→週末の予定。将来の夢。
たとえば「〜した。その後〜した」と、表面的な話題ばかり話していても意味がありません。
内容が薄いと、簡単な単語・フレーズしか出てこない上、独り言がたったの数10秒で終わってしまうので。
初心者でも簡単に英語で独り言ができるようになる方法は「5W1Hを意識すること」です。
これを意識すれば「なんかさっきから同じような文しか作れないな・・・」と感じる方も、幅広い文章を使って独り言ができるようになります。
Atueigoより引用
つまり「5W1H」を入れた独り言は、自然と具体的な内容で、かつ長い文章になります。
❷Where:どこで
❸Who:だれが
❹What:なにを
❺Why:なぜ
❻How:どのようにして
ちなみに英語の独り言は、文字起こしアプリを使うとより捗るはず。
喋った言葉をアプリが自動でテキスト化てくれるので、自分の使った表現をあとからチェックできます。
「独り言」こんな方におすすめ
- まずは1人でアウトプットしたい。
- 無料で英会話の練習をしたい。
2-2. 言語交換アプリ「Hello Talk」
言語交換アプリとは、英語を練習したい日本人と、日本語を勉強したい外国人とをつなぐツールのこと。
「Hello Talk」を使えば、完全無料で海外の友人を作り、毎日チャットや電話ができます。
ぼくは「Hello Talk」で仲良くなったフィリピン人の友達と毎日通話し、英会話を鍛えてました。
また同じ大学の留学生とアプリ内で知り合い、仲良くなったあとご飯やカラオケに行ったりもしてました。
ただ1つ注意ですが「Hello Talk」は出会い系アプリではないので、異性との出会い目的で使うとアカウント削除されます。
自分は無料で英語のアウトプットができ、相手も日本語の練習ができるので、まさにWin-Win。
「Hello Talk」ほど気軽に、コストかけず英会話を実践できるアプリは他にないので、迷ったら入れておくと良いかも。
「Hello Talk」こんな方におすすめ
- 無料で英会話を練習したい。
- 海外の友人と知り合いたい。
2-3. オンライン英会話「Native Camp」
「Hello Talk」よりさらに効率的に、英会話をアウトプットできるツールがオンライン英会話。
1時間あたり100円と、英会話教室の約50分の1の費用で、毎日英語を話せます。
「Native Camp」のメリット
- 月5,950円でレッスン回数無制限。
- 24時間いつでも受けられる。
- 先生の国籍がバリュエーション豊富。
「Native Camp」1番の強みは、レッスン回数が無制限で、24時間いつでも受けられること。しかも待ち時間すらありません。
またフィリピン人に加え、英米・東欧・アフリカなど、100以上の国の先生が在籍しているのもポイント。
ただし「Native Camp」にはデメリットもあって、レッスンを予約するためには「予約料」が必要になります。
予約すると追加料金がかかるので、実質、毎日同じ先生のレッスンを受けるのは厳しいです。
ただしオンライン英会話の目的は、英語を「教わる」のではなく「実践」することなので、ぼくは先生が毎回違っても全く問題ありませんでした。
「Native Camp」こんな方におすすめ
- とにかく毎日英語を話したい。
- 英会話教室よりコストを抑えたい。
2-4. 格安で英語のディスカッション「東京英会話クラブ」
オンラインではなくリアルの場で英会話を実践したい方には「東京英会話クラブ」がおすすめ。
日本人20~40人が集まり、2時間英語でディスカッションする、社会人の英会話サークルです。
「東京英会話クラブ」おすすめ理由
- 500円で2時間と格安。
- 参加人数が多く、活気がある。
- レベルごとにグループ分けされる。
「東京英会話クラブ」は、参加者30~50人が、初心者・中級者・上級者のテーブルにそれぞれ分かれて、ディスカッションする仕組み。
レベルは申し込み時に自分で申告できます。
なので、まだスピーキングに自信のない方は「初心者」を選んでおけば大丈夫。
参加者は30~40代のビジネスマンがメインで、学生や20代前半の方は、全体の2割ぐらい。
また上級者の英語レベルは、他のディスカッションサークルと比べてもかなり高め。
↓
❷与えられたテーマで議論 ×2
↓
❸議論をまとめ、各グループの代表が発表
↓
❹1対1トーク
「東京英会話クラブ」こんな方におすすめ
- リアルの場で英語を実践したい。
- 一緒に英語勉強する仲間がほしい。
2-5. 英語でプレゼン練習 「トーストマスターズ」
「トーストマスターズ」は、英語でプレゼンするためのサークル。月2回開かれていて、日本全国で参加できます。
発祥はアメリカで、世界中に1万以上の支部があります。日本で開催されている都市数は200以上。
↓
❷アドリブでフリートーク
↓
❸プレゼン本番
「フリートーク」では、ランダムに当てられた人が、壇上で1~3分間アドリブで英語を喋ります。
メインは5分間のプレゼンで、壇上に上がるのは毎回3~5人。プレゼン後は、他のメンバーからフィードバックをもらいます。
「身振り手振り」「発音」「論理構成」などを緻密に評価し、フィードバックする仕組み。
自分がプレゼンしない場合、喋る時間はフリートークと、プレゼン後のフィードバックだけ。
なので「オンライン英会話」や「東京英会話クラブ」のように、毎回確実に話す時間を作るのは難しいです。
また年齢層が高いのも特徴。ぼくの通っていた支部は、平均年齢が40歳ぐらいでした。
「トーストマスターズ」会費
- 入会金 1,000~3,000円
- 会費 約6,000円(半年ごと)
トーストマスターズ こんな方におすすめ
- 人前で話す訓練をしたい。
- プレゼン力・即興力を鍛えたい。
2-6. 外国人と交流する「英会話カフェ」
英会話カフェは「東京英会話クラブ」や「トーストマスターズ」と違って、外国人と一緒に英語を話せます。
外国人のスタッフが進行役となり、日本人3~8人がグループになって英会話をする形式です。
話題を決めずカジュアルに喋るところもあれば、トピックに沿って本格的にディスカッションするところもあり、内容はカフェによって様々。
料金に関しては、月額制ではないので、行った回数だけ払えばOK。
ただデメリットとしては、人が多い日だと喋る時間が減ってしまうこと。
たとえ参加者が多くても、それに応じてスタッフの数が増えるわけではないので、混みそうな日・時間帯は避けましょう。
「英会話カフェ」こんな方におすすめ
- リアルな場で外国人と喋りたい。
- 英語でコミュニケーションしたい。
【関連記事①】初心者向け|英会話のおすすめ本・参考書7選
英会話はアウトプットが8割ですが、全く知識なしにいきなり、実践に進むのはおすすめできません。
そこで下の記事で、ぼくが英会話の初心者だった頃に、愛用していた参考書を7冊紹介します。
【関連記事②】あなたが英語を喋れない3つの理由
「英語を喋れる?」と聞かれたら、自信もって「Yes」と答えられますか?
もし答えられないとしたら、この記事で紹介する3つの理由に該当している可能性が高いです。
【関連記事③】発音をマスターする7つの勉強法
英会話を効率よく上達させたい方は、まず最初に発音の練習をしましょう。
発音がよくなると自分の英語に自信がつき、下記のように、英会話における理想的な循環に入ります。
↓
❷アウトプットする機会が増える。
↓
❸気づけば英会話が上達している。
↓
❹自分の英語に自信が持てる(無限ループ)
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