外国人観光客
(But you’re speaking it now…)
あなたは「英語喋れますか?」と聞かれたとき、自信を持って「はい」と答えられますか?
もし微妙な返事しかできないとしたら、当記事でシェアする3つの理由に該当しているかもしれません。
▶︎テストは出来るのに英会話は苦手。
▶︎英語を喋るときいつも言葉に詰まる。
目次
理由① 勉強してばかりで実践しない
まず「テストでは点取れるのに英会話は苦手」な人にありがちなのが「勉強のしすぎ」です。
というのも英会話はいくら勉強しても、実践しない限り1ミリも上達しません。
英会話は「アウトプット:インプット=8:2」
まず「英会話」と「受験・TOEIC」は、上達の流れが根本から違うことを認識しましょう。
受験やTOEICは「勉強量」に比例して伸びますが、英会話は「練習量」に比例して上達します。
ぼくの経験上、机の上で必死に覚えた単語やフレーズが、実際の英会話で出てくることはほぼありません。
口から瞬時に出てくる表現はいつも、自分が過去に1度でも使ったことのある言葉だけ。
「練習」=「人と話す機会を作ること」
そして英会話の練習(=アウトプット)は、1人では絶対にできません。
相手は日本人でも海外の人でも、オンラインでもリアルでもOKなので、とにかく人と話す機会を作りましょう。
英会話のアウトプットにおすすめのツール
- Hello Talk
- Native Camp
- 東京英会話クラブ
また、オンラインではなくリアルの場で英会話を実践したい方には「東京英会話クラブ」がおすすめ。
英語を喋りたい日本人が20~40人集まり、2時間英語でディスカッションする、社会人の英会話サークルです。
理由② 間違えるのが恥ずかしい…
もしあなたが、どれだけ勉強しても英語を喋れないとしたら、理由は恥かくことを恐れているから。
「間違えるのが恥ずかしい」は、英会話を始めた人が、1番最初に乗り越えるべき壁です。
「間違えるのが恥ずかしい」を克服する
- そもそも「間違い」などない。
- 英会話は恥かかないと上達しない。
英会話に「正解」も「間違い」もない
過去のぼくは、英会話でのミスを避けるため「十分勉強してから実践しよう」と考えていました。
前述のとおり、英会話は勉強したところで伸びません。そのことには気づいていたものの、なかなかアウトプットに踏み出せませんでした。
しかし英会話はペーパー試験とは違い、そもそも満点も、高得点も、不正解もありません。
唯一の正解は、相手の質問に瞬時に答えられること。ぼくら英語学習者が追求すべきは「正確さ」ではなく「瞬発力」です。
スピーキングで必要なのは、英語の「正確さ」ではなく「瞬発力」です。
実際の英会話では、表現のニュアンスがズレてたとしても、相手が聞き返してくれます。
正確さにこだわるのはネイティブの仕事。
ぼくら第2言語話者が気にすべきは、相手を待たせないこと。コミュニケーションを滞らせないこと。— 谷村くん🇲🇾英語ブロガー@マレーシア (@INGLE729) 2019年6月29日
英会話には「正解」も「間違い」もないので、自分が正しいと思った表現を自信持って使いましょう。
自分の表現が相手に通じなかったときだけ、より自然な英語にアップグレードすればOKです。
英会話は恥をかかないと上達しない
毎日英語を使っていると、不自然な表現を口にしてしまうこともありますが、英会話は恥をかかないと改善できません。
なぜなら英会話はテストのように点数が出ないため、モチベーションが保ちづらいからです。
↓
❷改善する
↓
❸それでも恥をかく
↓
❹さらに改善する(無限ループ)
ぼく自身、英会話を伸ばせたきっかけは大学の上級英語クラスで、英語ペラペラの生徒に囲まれたこと。
周りと比べて明らかに英語力が劣っていたぼくは、毎週あるプレゼンで「悪目立ちしたくない」と毎日本気で練習していました。
理由③ ボキャブラリーを重視しすぎている
「英会話が苦手」と思い込んでいる人にありがちなのが、ボキャブラリーを重視しすぎること。
英会話で言葉に詰まる原因は、単語をあまり知らないからだと勘違いしてしまうんです。
ボキャブラリーが完璧になることはない
というのも、日本語で生活している限り、英語に触れる量が圧倒的に足りないからです。
たとえ毎日1,2時間 英語の勉強したとしても、24時間 英語で生活しているネイティブに追いつくことは不可能です。
英検1級取っても「ネイティブの小学生にも及ばない」理由
英検の単語力
✅準2級:3,000語
✅ 2級:4,000語
✅準1級:8,000語
✅ 1級:13,000語ネイティブの単語力
✅小学生:15,000語
✅中学生:20,000語
✅高校生:23,000語
✅成人 :30,000語非ネイティブは英語は通じればいいと考えよう
— シンさん🇵🇭絶対お茶目社長🔥 (@EnglishHub1) 2019年5月3日
ですが、ここで重要なのは「語彙力」と「スピーキング力」は無関係だということ。
事実としてネイティブの5歳児は、ぼくら英語学習者よりも難しい言葉を知りません。しかし彼らの方が、よっぽど上手に英語を喋れます。
ネイティブ5歳児 vs 英語学習者23歳
- 0~5歳まで英語で生活
24h × 365日 × 5年 = 43,800h
- 18~23歳まで, 1日2h英会話の勉強
2h × 365日 × 5年 = 3,650h
ボキャブラリーの少ない5歳児がペラペラ喋れるのに、難単語をたくさん知っているぼくらが「語彙力が足りない」というのはおかしな話。
なのでぼくら英語学習者がフォーカスすべきは、単語量を増やすことではなく、限られたボキャブラリーを最大限活かすこと。
英会話で必要なのは「言い換え力」
限られたボキャブラリーを最大限活かすために、最も優れた方法が「言い換え」です。
断言しますが、英会話においては「語彙力」よりも「言い換え力」の方が100倍ぐらい大事。
「言い換え」のやり方はシンプルで、最初に頭に思い浮かんだ日本語を、より具体的で、かつシンプルな日本語に言い換えるだけ。
英会話で言葉に詰まる人は、まず日本語で、より具体的な表現を探しましょう。
例えば…
「短気」→「すぐ怒る」
「脱税」→「税金を払わない」
「徹夜」→「ずっと起きている」
「無気力」→「何もやりたくない」具体的な日本語に換えるステップを踏めば、
どんな難しい言葉でも英語にできます😌— 谷村くん🇹🇭英語ブロガーinバンコク (@INGLE729) 2019年6月28日
「言い換え」が優れる理由は、ぼくらの第1言語である日本語をフルに活用できるから。
自分が1番得意な言語を生かして英語を上達させられる、裏ワザのような方法。ぜひ使いこなして下さい。
英語を喋るときの思考回路
- 日本語→英語(△)
- 日本語→簡単な日本語→英語(◎)
短期間で英語を上達させられる人の特徴は、国語力が高いこと。
国語が得意な人は「言い換え」が上手なので、例えボキャブラリーが少なくても、言いたいことを表現できます。
▶︎本読むのが好き。
▶︎文章を書くのが仕事 or 趣味。
▶︎得意な科目は現代文。これらに該当する人はかなり有利です😌
— 谷村くん🇲🇾英語ブロガー@マレーシア (@INGLE729) 2019年6月29日
あなたが英語を喋れない理由
- 勉強ばかりで実践しない。
- 間違えるのが恥ずかしい。
- ボキャブラリーを重視しすぎ。
【関連記事】発音を6ヶ月でマスターする7つの練習法
英会話を効率よく上達させたい方は、まず最初に発音の練習をしましょう。
発音がよくなると自分の英語に自信がつき、下記のように、英会話における理想的な循環に入ります。
↓
❷アウトプットする機会が増える。
↓
❸気づけば英会話が上達している。
↓
❹自分の英語に自信が持てる(無限ループ)

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