ネイティブがよく使う英語の「副詞」10選【英会話で役立つ副詞一覧】

こんにちは!Twitterにて「英会話フレーズ」と「英語勉強法」を投稿している谷村です。

谷村

先日、下記のツイートをしました。

これらは英語の副詞。ぼくらの英語を、より自然なものに近づけるため必須の品詞です。

副詞は数10個覚えるだけで、日常会話で頻繁に使い回せる汎用性の高さがその魅力。

確かに副詞を使いこなせると、ボキャブラリーの幅がぐっと広がるよね。
今日は副詞の中でも、とくに便利なものを10個ご紹介します。

谷村

【こんな方に読んでほしい】
▶︎英語のボキャブラリーを増やしたい。
▶︎英会話でよく言葉に詰まる。
▶︎︎副詞を使いこなせるようになりたい。

1. 英会話で役立つ!英語の「副詞」10選

ではここから、ネイティブの会話に頻出する副詞を10個紹介していきます。

まずはネイティブを真似するところから始めて、慣れてから自分なりのアレンジを加えましょう。

実はぼくが普段使う英会話フレーズも、最初はネイティブの真似をして使い始めたものばかり

谷村

じゃあ僕も、この記事の10表現を英会話に取り入れてみるね!

1. Ridiculously「ヤバイぐらい」

まずは「ヤバイぐらい」と、自分の主張・感情を強調するときに使う“ridiculously”。

辞書を引くと「バカバカしいほど」という意味で出てきますが、実際は「〜すぎる;めっちゃ〜」という意味でフランクに使われます。

カジュアルな日常会話でもぜひ使ってみて下さい。

谷村


Let’s get out of this store.
「このお店出よう」

Why? We just got here.
「え、なんで?来たばっかじゃん」

Everything in here is ridiculously overpriced!
「ここ高すぎるよ!」

You got me.
「たしかに」


ちなみにネガティブな意味だけではなく、ポジティブでも使えるめちゃくちゃ便利な副詞。

Last night’s party was ridiculously fun.
「昨日のパーティ、超楽しかったよ」

2. Honestly「実は;ぶっちゃけ」

Honestly「実はね…」相手の知らない事実を持ち出すときに使うフレーズです。

数ある「実は」のフレーズの中でも「ぶっちゃけ」と軽く使えて便利なのが”Honestly”。

「アネスリー」と発音すると伝わりやすくなります。

谷村


Honestly, I cannot remember what happened last night.
「実はさ、昨日の夜何があったか覚えてないんだ」

You got drunk and kept asking boys’ numbers you barely know.
「酔っ払って知らない男に電話番号聞きまくってたよ」

Please be kidding.
「冗談だよね?」

Of course. I was just messing around with you.
「まあね。からかっただけだよ」


「実は」というと、なぜかみんな“Actually“ばかり使いがち。

谷村

たしかに”Actually”は汎用性の高い単語ですが、使いすぎると語彙力がないと思われることも。

ぜひ今日からHonestlyも使ってみて下さい。

3. Basically「つまり;簡単に言うと」

なにか発言をした後に「つまり」と、結論をまとめるフレーズが“Basically”

基本的には」の意味になるときもありますが、ネイティブスピーカーは「要は;簡単にいうと」の意味で使うことが多いです。

“So” をつけて “So basically” とすると、より意味が明確になるよ。

谷村

副詞1語で結論を表せるのか!便利な単語だね。

What are you going to do tomorrow?
「明日はなにする予定?」

I’m not sure yet. Maybe..I’ll hit the gym, go to cafe, or stay at the bookstore.
「決めてないなあ。ジムかカフェか本屋に行くかも」

Are you kidding? You’ve never been to a gym. So basically, you’ll do whatever you feel like.
「君ジム行ったことないじゃん笑。まあつまり、気が向いたらなんでもって感じね」

That’s what I meant.
「そのとおり」


「つまり」を表すときは、以下のフレーズも使ってみて下さい。

谷村

いつでも使いこなせるのが3つぐらいあると便利だよね!

4. Technically「厳密には」

厳密には」という意味で、ネイティブの会話に頻出する“technically”

「厳密には」という訳が分かりづらかったら「正確には」と覚えておくといいです。

谷村

自分や相手の発言に対し「でも正確にはこうだよ」と補足するニュアンスです。


What the hell!? Are you drunk.
「おいおい、キミ酔ってるの?」

Technically, I’m not drunk. I got 6 tequilas, though.
「厳密にいうと酔ってはないよ。テキーラ6杯飲んだけどね」

You gotta do something about your breath!
「ちょ、酒クサっ!」

Talk to you later….
「またあと話そう…Zzz」

5. Unfortunately「残念だけど」

残念だけど;不運なことに」を意味する “Unfortunately”

「これから言うことは非常に言いづらいんだけど…」と前置きするときに使います。

“Unfortunately” は基本的に文頭にしかつかないタイプの副詞。

谷村

おお、位置に悩まなくても良いのはありがたいね!

※「副詞の位置」については、最後の項で解説します。


Do we still have some time left?
「まだ時間ある?」

Why?
「なんで?」

I haven’t brushed my teeth yet.
「まだ歯磨きしてないんだ」

Unfortunately, we just have 20 seconds to go.
「残念だけど、もう20秒で出発しないと」

6. Apparently「どうやら〜らしい」

「どうやら〜らしい;見た所〜らしい」という意味で使われる “Apparently”

あくまで自分の判断なので、ひょっとしたら違うかもしれないという含みをもたせる表現。

「見たところ〜らしい。事実かどうかはまだわからないけど」というニュアンスです。

谷村


Yeah. Do you remember the bar we went together the last Friday?
「金曜一緒に行ったバー覚えてる?」

I decided to keep coming there to ask out Judy.
「ジュディって子をデートに誘いたいから、あのバー通うことにしたよ」

Apparently, you got a crush on a guy.
「あら、キミ男の子に恋しちゃったみたいだね」

What do you mean by that?
「どういう意味?」

That place is a gay bar. You really didn’t know about that?
「あそこゲイバーだよ。まさか知らなかったの!?」

ちなみに形容詞の”Apparent“には「①明らかな②〜らしい」の2つの意味があります。

しかし副詞”Apparently”の場合「〜らしい」の意味しかありません。よくある誤解なので注意して下さい。

そうなんだ!じゃあ間違えて「明らかに」の意味で使ってしまわないよう注意しないとね。
むしろ副詞の場合、意味が1つしかないから使いやすいと思うよ。

谷村

7. Obviously「明らかに」

明らかに〜だ」という意味で使われる “Obviously“。

「当然のことかもしれないけど」というニュアンス。相手がすでに知ってるであろう情報を再度伝えるときに便利です。

“Obviously” は「一目瞭然」と考えるとわかりやすいかも。

谷村


I’ve got to study English more.
「もっと英語勉強しないと…」

How come you think so?
「なんでそう思うの?」

Obviously, I don’t have enough vocabulary to express myself.
「明らかに語彙力が不足してるから、自分の言いたいことを表現できないんだ」

I see. Then obviously, what you need right now is practice, not study.
「なるほどね。そしたら今のキミに必要なのは勉強じゃなくて練習だよ」


ちなみに先ほど紹介した”Apparently”とは真逆の意味です。

谷村

▶︎Apparently「〜らしい」→確信なし
▶︎Obviously「明らかに〜」→100%確信

なるほど。こうやって対比すると覚えやすいね!

8. Seriously「真面目な話をすると」

真面目な話をすると…」と前置きするときに使う “Seriously”

「今から言うことは冗談じゃないからね」というニュアンスで、発言が本気だと示すときに使います。

“Seriously!?” 一言だと「マジで?」というあいづちになるよね。
ちなみに前置きとして使う”Seriously”も「マジな話」とカジュアルに使えるよ。

谷村


You should take a cab to the airport.
「空港までタクシーで行った方がいいよ」

Yeah right. I can surely afford that.
「ははっ。ぼくお金持ちだから余裕だな」

I’m not kidding. Seriously, you have to get a taxi, otherwise you will definitely miss the flight.
「冗談じゃないって。マジな話、タクシー使わないとフライト間に合わないよ」

Seriously? Well then, could I possibly borrow some money?
「マジ?…ちょっとお金貸していただけませんか?」

9. Hypothetically「仮に」

「仮に;仮定すると」という意味の “Hypothetically“。

今からいうことは事実でなく、あくまで仮定の話ですよ」と前置きするときに使う副詞。

なんか賢そう。ぼくも使ってみたいなあ…笑
見た目はフォーマルだけど、カジュアルでもめちゃくちゃ使える単語だよ。

谷村


Let me ask you a question. if you don’t get a girlfriend forever…
「ちょっと聞きたいんだけど、もし君に一生彼女ができなかったらさ…」

Why? Why won’t I get a girlfriend forever? Why!?
「え、なんでぼくが一生できないの?なんで?」

I mean hypothetically.
「あくまで仮定の話だよ」

Oh, I see. Keep going.
「なんだ。じゃあ続けて」

10. Literally「マジで;文字どおり」

最後は “Literally”。「①マジで;本当に」と「②文字どおりに」2つの意味を持つ単語です。

①は”Really”のように自分の気持ちや感情を強調する表現。一方で②は「誇張なしに;冗談ではなく」という意味。

①が誇張表現で、②が誇張を避ける表現。2つの意味がそれぞれ真逆になる、不思議な言葉です笑。

谷村

え..”Literally” ややこしすぎない?笑
大丈夫!実際は圧倒的に①の意味で使われることが多いんだ。まずは「①マジで」の意味で使ってみて。

谷村

ちなみに「①マジで;本当に」の意味の時は、かなりカジュアルな表現になります。

ビジネスなどフォーマルな場面では「②文字どおり」の意味だけで使うようにしましょう。


Are you scared of ghosts?
「キミ幽霊は怖い派?」

Why not? The other day I saw one, then I got literally freaked out and a little pee came out.
「当たり前じゃん。この間見たんだけど、マジでパニクってちょっと漏らしたよ」

Seriously? You should be more grownup.
「本当?キミもうちょっと大人になった方がいいよ」

Come on. I didn’t mean it literally.
「いや、文字どおりの意味じゃないからね?笑」

Literally..発音キツっ!てか副詞って発音難しいの多くない?笑
副詞は1語が長いからね笑。でもいい機会だし、発音も磨いておこっか。

谷村

発音習得のコツを知りたいは、こちらの記事を参考にして下さい。

ぼく自身が発音を独学で身につけた方法を、8,000字でに余すことなくお伝えします。

ぼくが英語の発音をマスターするため実践した7つのこと【発音練習のコツ】

2. 副詞はどの位置におけばいいの?

最後に「副詞ってどこにつければいいの?」という疑問にお答えします。

副詞の位置は大別すると2パターンだけ。

①文章全体を修飾するもの→文頭
②文中の動詞や形容詞を修飾する→修飾する語句の直前

それぞれ解説します。

谷村

2-1. 文章全体を修飾する場合

まず文章全体を修飾する副詞は、すべて文頭に置けばokです。

文全体を修飾する副詞」と聞くと難しく感じるかもしれませんですが、要は「日本語で文頭にくるものは英語でも文頭」と考えましょう。

え、めっちゃシンプルじゃん笑

You’re home this early. Apparently, you didn’t take the job interview.
「帰るの早いね。ってことは面接受けなかったんだ」

Technically, I just failed.
「正確にいうと落ちたんだよ」

2-2. 動詞や形容詞を修飾する場合

今度は動詞や形容詞を修飾する場合。この場合、副詞の位置は修飾する語の直前です。

ただ厳密には「動詞」の場合と「形容詞」の場合少し違うので、それぞれ個別に解説します。

谷村

まず形容詞を修飾するときは、副詞の位置は”必ず”形容詞の直前になります。

必ず形容詞の直前。例外はありません。

谷村


This coat is ridiculously overpriced.
「このコートめちゃくちゃ高いね」

I know! The fur is so fluffy.
「それな!毛皮が超フワフワ…」


一方で動詞の場合、以下の4パターンごとに位置を覚える必要があります。

❶「時」を表す副詞
❷「場所」を表す副詞
❸「頻度」を表す副詞
❹「程度」を表す副詞

というのは受験英語の解説でして、実際の英会話では小難しいルールを覚えるよりも「慣れ」です。

たとえば “He walks slowly” のように、一部では副詞が「動詞の後」にくる場合もあります。

でもこれ、少しでも英語を勉強している方なら“He slowly walks” と口に出した瞬間に「なんか違和感あるな…」と感じるはず。

位置を判断するコツは、1度口に出してみること。

ぼくの経験上、細かなルールに従うよりも、この「違和感あるな…」という直感に従う方が間違えません。

谷村

直感」というと曖昧に聞こえるかもしれません。しかしぼくら日本人は、学校教育で5~10年かけて英語を学んでいます。

下手にルールに頼るより、自分自身の「経験」に裏打ちされた「直感」を信じてみて下さい。

自分が違和感を感じない方を選んで、徐々に慣れていくのが結局1番近道です。

谷村

【まとめると…】
▶︎形容詞を修飾→100%形容詞の直前
▶︎動詞を修飾→90%動詞の直前;残り10%は動詞の直後

まずは直前に置いてみて、違和感があれば後ろに置いたり…とにかく暗記ではなく慣れです。

谷村

英会話は試験じゃないもんね。フレキシブルに考えていくよ!

最後に、当記事と相性のよい英語学習記事を3つご紹介します。

どれも当ブログの人気記事ばかり。あわせて読んで頂ければ、よりインプットが捗ります。

谷村

【オススメ記事①】英語の「枕詞」10選

ぼくらが日本語でよく使う「ちなみに」「念のため」「そういえば」などの枕詞。

そんな枕詞を、英語でも表現できたら便利ですよね。

谷村

こちらの記事では英語の「枕詞」の中でも、とくに汎用性の高いものを10個厳選しました。

【英語の枕詞10選】「つまり」「ちなみに」「念のため」を英語で言える?

【オススメ記事②】おすすめ海外ドラマ

今日ご紹介した「ネイティブがよく使う副詞」実は多くが海外ドラマで学んだもの。

ドラマは「生きた英語」を学ぶのに最高のツール。ドラマを使えば語彙のインプットが加速しますよ。

英語学習におすすめのドラマも5作品紹介しています。

谷村

海外ドラマで英語学習すべき理由+初心者におすすめの人気ドラマ5選

【オススメ記事③】Netflixで英語を学ぶ方法

ドラマで英語を学ぶのに必須のツールがNetflix。

英語学習にNetflixを活用するメリットと、Netflixを使った超効率的な英語勉強法を紹介します。

当ブログで2位の人気記事。ぜひ読んでいって下さい。

谷村

【2021年版】Netflixで英語学習する方法が最高すぎる【+おすすめ作品6選】


最後まで読んで下さりありがとうございました!

谷村

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