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英語リーディングの練習といえば「多読」
確かに多読は大事ですが、ただなんとなく読み続けてもリーディング力は上がりません。
そこで今日は「なんとなく学習」から脱却し、リーディング練習時の学習効率を最大化するコツを6つご紹介します。
こんな方に読んでほしい
・英語のリーディング力を上げたい。
・TOEICで高得点を取りたい。
・普段の勉強法を見直したい。
目次
1.なんとなく「多読」の練習を積んでもダメな理由
英語リーディング力を上げるために「とにかく多読!」と頑張るのも良いですが、それだと圧倒的に効率が悪いです。
なぜなら、多読はあくまでスピードを上げるためのもの。
闇雲に続けても読解力は上がりません。
・読解力:複雑な英文を理解できる力
・読解スピード:英文を早く読む力
多読をすれば読むスピードは上がりますが、現状の「読解力」をキープしたまま「読解スピード」だけ上げても意味ないです。
普段何気なくやっている多読練習。多読だけで済ませるのはもったいない。
今日紹介する6つのコツを意識すれば、多読と同時に読解力を底上げできるようになります。
英語のリーディング練習は、正しいプロセスに沿った学習が大切。
↓学習プロセスに迷ったら、こちらの記事を参考にして下さい。
2. 英語リーディング練習のコツ
リーディング練習をするときのコツは6つ。
2-1. 練習コツ① 最低限の単語は先に覚える
まず英語リーディングの大前提として、最低限の単語と文法は押さえてないとキツいです。
「この単語どういう意味だろう?」と止まっていたのでは、リーディングの練習に集中できません。
「単語は文章で出会った時に覚えればいい!」という人もいますが、それはあくまで最低限の単語を覚えてから。
おすすめ単語帳①『ターゲット1900』
とにかくシンプルな単語帳でゴリゴリ覚えたい方はこちら。
1,900語も収録されていて、リーディングに必須な単語はこれ1冊で制覇できるのでコスパ最高です。
おすすめ単語帳② 『ユメタン』
音声で効率的に覚えたい方は『ユメタン』がおすすめ。
CDが付いている単語帳は他にもありますが、『ユメタン』が一番テンポが良いです。
ただデメリットとしては、収録語数が1,000語しかないこと。
2000語レベルに到達するには、もう一段階上のレベル『ユメタン②』もやる必要があります。
2-2. 練習コツ② 高校レベルの文法をマスターする
母国語以外の言語を、文法の知識なしに読むのは不可能。もしくは途方もない練習量が必要になります。
英会話が目的なら中学レベルで十分ですが、リーディングが目的なら高校レベルまで押さえてないとキツイです。
ただし参考書を何冊もやる必要はありません。
1冊だけ選んで2, 3周こなしましょう。
おすすめ参考書①『アップグレード』
受験生はこれ。文法の問題集は正直どれを選んでも同じですが、レイアウトが清潔感あって綺麗なので僕はこれをおすすめします。
でもレイアウトは大事よね。
おすすめ参考書②『TOEIC 文法でる1000問』
大学生や社会人の方はこちらがおすすめ。
TOEICの文法問題ですが、リーディングで頻出する基礎的な文法は網羅しています。
2-3. 練習コツ③ 題材は簡単な英文を選ぶ
リーディング練習の際は、比較的簡単な英文で練習すべきです。
これは「英語が読める」という感覚を掴むためです。
いきなり難しい英文に挑戦してしまうと、どうしても単語や構文の「解読」に集中してしまいます。
僕も高校生の頃、調子に乗って『ティファニーで朝食を』など難易度の高い洋書を読んでいました。
しかしページを開くとわからない単語だらけ。
文章レベルも高いので、英語を読む練習というよりはほとんど単語と構文の勉強。
結論として、英語リーディングの練習では「英文が読める」という感覚を掴むために、簡単な英文を題材に選びましょう。
おすすめ参考書①『速読英単語』
『速読英単語』はリーディング練習にも使える良書。
テーマとなる英文は非常に簡単でサクサク読める上、単語も同時に復習できるので一石二鳥です。
おすすめ参考書②『TOEICテスト 究極のゼミPart7』
TOEICのPart7はそこまで難易度が高くないので、リーディング練習を積むのに最適。
簡単な英語を短時間で大量に処理する練習はTOEICの問題集でこなしましょう。
2-4. 練習コツ④ 同じ文章を何回も読む
リーディング力を鍛えるためには、同じ文章を何度も読むのがオススメ。
リーディングで大事なのは、ストレスなく読める英文、つまり自分のモノにした英文がどれだけあるか。
そしてストレスなく読める英文を手っ取り早く増やすコツが、同じ文章を何度も読むことです。
感覚的に例えると、東大の英語を読めるようになれば他の大学の英語は大抵読めますよね?
であれば色んな文章を手当たり次第読むより、東大の英語を完全に理解できるまで何度も繰り返し読んだ方が得策です。
1つの模試を3回解くことで、TOEICの点数を短期間で上げる勉強法もあります。
↓こちらの記事を参考にして下さい。
2-5. 練習コツ⑤ 音読を10~30回繰り返す
英文を自分のモノにするために、一番手っ取り早いのが音読練習。
一度(or 何度か)読んだ英文を、何度も音読して圧倒的に理解度を高めましょう。
ベストは、文章を見ずに音読できる状態です。
ここまでやればその英文の理解度は100%になりますし、スピーキング力も上がるので一石二鳥。
おすすめの音読回数は、1長文あたり10~30回。
音読用おすすめ参考書①『大学受験 ハイパートレーニング』
音読練習は、CDが付いた参考書の方が圧倒的にやり易いですよね。
受験生はまずコレ。難易度も適切な上、CD付きで解説も詳しいので言うことなしの鉄板問題集。
音読用おすすめ参考書②『音読でTOEICテスト出る文80』
音読が目的の数少ない問題集です。
音読でリーディングとリスニングを同時に鍛えてTOEIC高得点狙おうという趣旨。
『音読でTOEICテスト出る文80』でも紹介されていますが、音読する際にスラッシュリーディングを意識できるとより効果的。
↓スラッシュリーディングのやり方はこの記事で解説しています。
音読の詳しいやり方は、こちらの記事を参考にして下さい。
2-6. 練習コツ⑥ 英文解釈でリーディング力を根本から上げる
最後に、リーディング力を根本から上げるコツは英文解釈。
英文解釈の練習を積めば、難しくてわからない英文に出会うことはなくなります。
英文解釈をやれば、文章の構造がわからなくて悩む時間を丸々カットできます。
その結果、読解力も読解スピードも同時に爆上げできるのが英文解釈のメリット。
↓詳しくはこちらの記事に書いたので、読解力をつけたい方はぜひ読んでください。
3. 6つのコツを意識し、英語多読を日常に組み込む
今日はリーディング練習の効果を高めるコツを6つ紹介しましたが、結局最後は「量」。
この記事で紹介したコツを生かして、多読に取り組んでみて下さい。
量を確保するためにには、英語を日常に組み込んでしまうのがおすすめ。
あとは時間を忘れて没頭できる勉強法を選んで、毎日実践するだけです。
手っ取り早く英語を日常に組み込む方法は「洋書多読」
↓誰でもストレスなく読めるおすすめ洋書を5冊こちらにまとめました。
洋書多読にはKindleが必須。
↓KIndleのおすすめ理由と使い方をまとめました
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