英語学習猫
この考えは間違い。発音を習得している人が「少ない」だけで「不可能」ではありません。
正しいやり方で練習すれば、誰でもネイティブ並みにキレイな発音を身につけることは可能。
▶︎自分の英語に自信を持ちたい。
▶︎誰にでも通じる英語を喋りたい。
目次
0. 執筆者の発音レベル【記事の信頼性】
ぼくは大学生の頃、アメリカ英語の発音をネイティブに近いレベルまで上達させました。
発音習得に費やした時間は、18歳からの半年間。留学はせず、完全に独学での習得です。
ただし発音の勉強を始めた当初のぼくは、発音はおろか、英会話自体まったくの初心者。
TOEICは820点あるのに、スピーキングとなると、用意なしでは一言も言葉が出てきませんでした。
上級英語クラスの生徒は、留学経験者や帰国子女など、ぼく以外みんな文字通りの英語ペラペラでした。
コテコテの日本人英語で、毎週30人の前でプレゼンするのは、当時のぼくにはかなりの苦痛。
誇張なしにクラスで1番発音が下手だったぼくは「悪目立ちしたくない」と焦り、勉強を始めました。
そこからは参考書を数10冊読み、毎日シャドーイングに励んで、毎晩のように外国人とチャットしてました。
ありとあらゆる練習法を試し、半年間かけて、念願だったアメリカ英語の発音習得に成功。
1. 発音を習得するメリット
実際に発音を習得して感じるのは、キレイな発音を身につけておくとメリットしかないということ。
1-1. メリット① 自分の英語に自信が持てる
発音を習得する1番のメリットは、自分の英語に自信が持てること。
発音が上手になると、自分の英語を披露したくなるので、喋る機会が自然と増えていきます。
↓
❷アウトプットする機会が増える。
↓
❸気づけば英会話が上達している。
↓
❶自分の英語に自信が持てる(無限ループ)
英会話はアウトプットすればするほど上達します。逆にいえばインプットだけしても無意味。
そして、アウトプット量を増やす1番のコツは、自信をつけて「もっと喋りたい」と思うこと。
1-2. メリット② 必ず伝わる英語になる
一見すると正論に見えますが、これは間違い。
「発音苦手だけど通じるからOK」という方は、話し相手にストレスを与えていることに気づいていません。
というのも日本人の発音は、外国人からすれば非常に理解しづらい英語なんです。
ぼく自身、発音を身に付けてからは、英語を聞き返されることが皆無になりました。
ぼくが留学したのはロンドンでしたが、アメリカ英語を喋って相手に伝わらなかったことは1度もありません。
英語をコミュニケーションツールとして学んでいる方にとって、英語習得の目的は「意思疎通を図ること」ですよね。
であれば相手にストレスを与えず、スムーズに会話ができるレベルの発音は身につけておきましょう。
2. 発音の練習法① 日本語と違う音をチェック
ではここから、発音を上達させるための練習法を7つ紹介します。
2-1. 最初に矯正すべき音は「母音5つ+子音9つ」
発音習得の第1歩として、まずは「日本語と全く違う音」を最初にチェックしましょう。
ぼくらの英語が「ジャパニーズイングリッシュ」になるのは、これら14の音を日本語と同じように発音してしまうから。
母音の「a, i, u, e, o」は、どれも日本語の「アイウエオ」とは全然違います。
先にチェックすべき子音
- R / L
- TH
- V / B
- F / H
- N / M
2-2. 発音の参考書①『英語の発音が正しくなる本』
すべての子音・母音を扱っている参考書。「口の形」もイラストと写真を使って丁寧に解説されています。
2,400円と少し高いですが、CD・DVDも付いていて、英語の「正しい発音」はコレ1冊で学べるのでコスパは高め。
最初から通して読むのではなく、特定の発音を知りたいときに辞書として使いましょう。
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3. 発音の練習法② カタカナを活用する
次に、英語の発音を効率よく身に付けるため「カタカナ読み」を活用しましょう。
3-1. カタカナが日本人英語の元凶?
それが小学生以降になると、発音習得は見違えるほど難しくなります。理由はカタカナを習うから。
1度カタカナを覚えてしまうと「英語本来の音」より先に「カタカナ読み」が頭に浮かぶようになります。