英語学習者
当記事では、ぼくが最近留学していたセブの語学学校「Four Word」のメリット5つとデメリット3つを、正直にレビューしていきます。
2019年4月にオープンしたFour Wordは、一般的な語学学校に比べるとかなり独特なので、セブ留学を検討している方は参考にして下さい。
▶︎将来セブへの留学を検討している。
▶︎Four Wordがどんな学校か知りたい。
目次
1. Four Wordってどんな語学学校?
Four Wordは、セブで根強い人気をもつ語学学校「ターゲット」の姉妹校として、2019年4月に創設されたばかりの新設校。
ターゲットを6年間運営してきた代表石原さん(@Tomoyuki_TARGET)が、ターゲットで培ったノウハウを元に、より日本人の英語力アップに特化した学校を目指して作られたそう。
2. Four Word留学:5つのメリット
1. 第2言語習得論に基づくカリキュラム
Four Wordは「ただひたすら話す時間を作る」という従来型の英会話学習を「科学的根拠のないトレーニング方法」として否定しています。
そのかわり「第2言語習得論」という理論に基づいて、カリキュラムを作っているのが特徴。

2. 作りこまれたテキスト
Four Wordのテキストは独自のものを使用しています。各授業で長文が1つ与えられて、その英文を使って以下5つを丁寧にこなしていく形式。
❷リピーティング
❸シャドーイング
❹Read and look up
❺意見をまとめて1vs1でディベート
一般的な語学学校のように、ひたすら話すことでスピーキングに慣れるのではなく、4技能を満遍なく練習するのがFour Word1番の特徴。
また授業は完全マンツーマン。入学時に割り当てられた先生は基本的に変更されることなく、卒業まで一貫して僕らをサポートしてくれるため、先生よりパーソナルトレーナーですね。
3. 単語のインプットが徹底している
これもFour Wordの大きな特徴ですが、英会話の土台となる語彙の強化にも力を入れているため、英語初心者でも安心して学べる環境です。
というのもFour Wordでは、毎日平均100以上の単語を覚えていく必要があります。
「Vocabulary List」で覚えた単語をもとに語彙力チェックテストが行われるのですが、以下のように毎日出題範囲が広がっていきます。
2日目:1~100
3日目:1~150
4日目:1~200
5日目:201~250
6日目:201~300
7日目:201~350
8日目:201~400
つまり、日を追うごとに覚える量が増えていく仕組み。よくできていますね…これだけ何度も頭に刷り込めば、嫌でも覚えてしまいます。
また単語テストの他にも、英語の基礎となるリーディング力を養うために、1日1時間必ず「読書」の時間が設けられています。
1時間で平均5,000語を読むため、これを1ヶ月続ければ15万語(=高校の英語テキスト5冊分)を読むことになり、相当な練習量ですよね。
4. 開放的なキャンパス
ぼくが以前留学していたセブの学校では、マンツーマン授業は全てキュービクルという狭い個室で行われていました。もちろん、そういった個室授業がセブ留学のスタンダードです。
プライベートは保証されているものの、毎日居るには息の詰まる環境だと感じていたので、Four Wordの綺麗で開放的なキャンパスは僕にとって大きなメリットでした。
5. 寮のクオリティが高い
Four Wordは、とにかく住環境のクオリティが高いのも嬉しい点。留学生はセブ中心部の高級コンドーミニアムに滞在することになります。
24時間警備員が常駐していてオートロック完備などセキュリティも抜群。下記のように、数ヶ月暮らすのに必要な設備は全て揃っています。
Four Word の寮設備
- 温水シャワー&トイレ
- エアコン
- 高速Wi-Fi
- 冷蔵庫
- キッチン(調理器具込み)
Four Word 寮の周辺環境
- 大型スーパーマーケット
- 日本食レストラン&各種レストラン
- 24時間カフェ(高速Wi-Fiつき)
- セブンイレブン
- マクドナルド
- ドラッグストア
- ランドリーショップ
セブは通信環境が悲惨で、まともに使えるWi-Fiがほとんどない現状ですが、Four Wordはキャンパスも寮も、寮併設のカフェも全て高速Wi-Fiなのでフリーランスにとっては嬉しい限り。
ただ1つ気になる点があって、学校までの距離が徒歩8分ぐらい。寮と校舎が一体化している学校に比べると、少し遠く感じるかもしれません。
3. Four Word留学:3つのデメリット
ここからは僕がFour Word留学で気になった点、デメリットだと感じたことを3つ話します。
1. 先生との雑談がほとんどない
Four Word は厳密なテキストに沿って授業が進むので、その裏返しとして先生との雑談時間や、意見を言う機会が少ないと感じました。
授業の進み方は下記のイメージ。ディクテーションやシャドーイングを徹底的に行うため、自分の意見を口にする時間は最後の15分だけ。
❷リピーティング:15分
❸シャドーイング:20分
❹Read and look up:15分
❺意見をまとめて1vs1ディベート:15分
もちろん「ただ漫然と話す時間を増やしても英語力は上がらない」という、Four Word運営側の意向が反映されたカリキュラムなので、一概にデメリットとは言えません。
むしろ初心者の間は、どんどん新しい表現をインプットして語彙や表現力を高める方が大事なので、雑談なしの方が効果的だったりします。
2. カリキュラムやスケジュールが固定
Four Word のカリキュラムは、入学時に受けるTOEICのスコアによって決まり、そのあと自分で自由に組み直したりするのは難しいです。
運営側にガッチリ決めてもらえるので不安はないかもしれませんが、ぼくは自分の意思で、自由に授業を組める方が好きだと感じました。
またFour Wordの授業スケジュールは毎日8~15時に固定されているため、自身の生活スタイルにあわせて時間を変更することはできません。
マンツーマン授業なので「全員の授業時間を同じにする必要はないのでは?」というのが正直な感想。以前の留学先は自由に組めたので、スケジュールには少し窮屈さを感じました。
3. グループレッスンがない
8~10人で行われる授業もありますが、その時間はグループで単語テストをして、残った時間で自習をするだけなので、会話はありません。
正直、自習は放課後でも出来るので、せっかくグループで集まっている時間はディスカッション等に充てた方が有意義かなと感じました。
やはり他の生徒さんが喋る内容や周りの英語力を知ることで、勉強のモチベが上がる人も多いので、その機会が全くないのは残念でした。
ちなみに、グループ授業がない理由を運営者に聞いたところ「グループトークは難易度が高い。今は英語初心者の方が多いので、個々のトレーニングに集中した方が効果的」とのこと。
4. 最後に:Four Word留学に向いている人
最後に、今日紹介したFour Word のメリット・デメリットを踏まえた上で「Four Word留学に向いているのはどんな人か」をお話します。
Four Word 留学に向いている人
- 英会話を基礎から学びたい。
- 英会話を感覚でなく理論で学びたい
- 単語やリーディングも勉強したい。
- 生活の質も確保したい。
Four Word 留学に向いていない人
- とにかく喋る時間を確保したい。
- カリキュラムは自分で設定したい。
- グループトークを楽しみたい。
正直Four Word は万人受けする学校ではなく、とにかく喋る時間が欲しい人には合いません。また先生やカリキュラムが固定なので、色んな授業を経験したい人にもオススメできません。
そのかわり語彙強化やリーディング、シャドーイングなどを徹底して行い、基礎からガッツリ学べる学校なので、英会話を始めたばかりの方にとっては最高に学びやすい環境です。
申込時、備考欄に紹介コード【1008】を記入すると自動的に割引されます。
【関連記事①】サウスピークのメリット5選+デメリット3選
ぼくが以前留学していた、セブで1,2位を争う人気校「サウスピーク」の体験記事がこちら。
学校内で日本語を使ったら退学、勉強時間は1日最低10時間など、Four Wordとちょうど真反対な校風なので、あわせて読んでみて下さい。

【関連記事②】ぼくがセブ留学で英語力をアップできた5の理由
ぼくは英会話講師をしておりTOEICスコアは930点なので、英語学習者の中では「中上級者」と言えるレベルですが、それでもセブ留学でさらに英語力を伸ばすことができました。
その要因を分析し5つにまとめているので、気になる方は下の記事をチェックしてみて下さい。

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