英語学習者
英会話の勉強をしている人なら、おそらく誰でも知っている超有名人、デイビッドセイン氏。
ぼくも彼の参考書は10冊以上読んでいて、スピーキング学習で特にお世話になっています。
目次
1. デイビッド・セインとは?
セイン氏はかつて、翻訳者・通訳者として働いていたため、日本語も堪能なバイリンガル。
本の執筆に加えて、英会話教室や企業向けセミナー、英語学習アプリの作成など、英会話の分野で広く活動しているそう。
セイン氏が今までに執筆した英語の参考書数は、軽く200冊を超えています。
2. セインが英語学習者から批判される理由
批判理由① 日本人を煽るセールス方法
セイン氏は「”My name is” は古い」とか「そんな言い方してたらネイティブに笑われる!」とか、断定的な売り出し文句を使いがち。
たしかに批判する人の気持ちもわかりますが、セイン氏の言葉はあくまでセールス文句。真に受けていては、キリがありません。
慣れない第2言語で、必死に自分を表現しようとしている英語学習者を笑うネイティブがいるとしたら、それは単に性格が悪いだけ。
それに世界中の英語話者の中で、ネイティブの割合は、たったの20%ほど。
そもそも英語の方言が世界に100種類以上ある中で、ネイティブ英語だけを「唯一の正解」とすること自体がナンセンスです。
アジアを旅してて思うのは「正しい英語なんてない」ということ。
日本より英語できるフィリピンだって訛りはある。そもそも固有のイントネーションを「訛り」と表現すること自体がナンセンス。
英語の方言なんて世界に何百とあるのに、ネイティブ英語だけが唯一の正解だと思いこむのは時代遅れかと😌
— 谷村くん🇲🇾英語ブロガー@マレーシア (@INGLE729) April 16, 2019
批判理由② 本の出版数が多すぎる
また「デイビッドセインは、節操なく本を出し過ぎだ」というのも、主な批判理由の1つ。
前述の通り、セイン氏が今までに出版してきた英会話の参考書数は200を超えています。
ただし著書数が多いことを「節操ない」と批判するのは、単なる感情的な意見にすぎません。
そもそも「本は◯冊まで」みたいな決まりなんてないし、自分のスキルを生かして収入を得るのは、むしろ褒められるべきこと。
それに著書数が多いということは、それだけ良書が眠っている可能性も高いので、ぼくら英語学習者にとっては嬉しいことです。
3. デイビッド・セインのおすすめ本・参考書3選
ではここから、デイビッドセイン氏のおすすめ本を3冊厳選して紹介します。
おすすめ本① マンガでわかる前置詞
前置詞は、皆わかっているつもりで、実はよくわかってない品詞No.1。ぼく自身が、過去に英会話講師をやっていて実感したことです。
加えて、英語の品詞の中で、ずば抜けて1番大事なのも前置詞。
【 get + 前置詞のイディオム🗣】
❶get in「入る」
❷get it「理解する」
❸get to「到着する」
❹get away「離れる」
❺get over「克服する」
❻get back「帰る;取り戻す」
❼get out of「出ていく」
❽get lost「迷う」
❾get down to「取り掛かる」シンプルな動詞は、前置詞と相性が良い😌
— 谷村くん🇲🇾英語ブロガー@マレーシア (@INGLE729) August 8, 2019
じつは英語は、”get”, “put”, “go” のような、シンプルで汎用性の高い動詞に前置詞をくっつけるだけで、なんでも表現できてしまいます。
もしあなたが、”personalize” や “overcome” のような「ムズカシイ英語」を喋ってしまうとしたら、原因は、前置詞を使いこなせてないから。
いくつわかる?「前置詞の違い」
- 「3時ごろ」around 3 p.m. : about 3 p.m.
- 「〜へ向かう」head to : head for
- 「〜の間」during the summer : for 3 hours
- 「〜まで」by 5 p.m : until 5 pm.
- 「〜の中で」on the train : in the train
本書は上記のような、基本的だけどまぎらわしい前置詞の違いを解説しながら、32個の前置詞を1つずつマスターしていく形式。
レイアウトは「左ページにマンガ。右ページに解説」で統一されていて、勉強というよりは、読み物に近い構成ですね。
また冒頭では、本書で扱われている前置詞32個全てが、イメージ図で解説されています。
本屋で買うと1,400円かかるので、月額980円で読み放題にして入手する方が、圧倒的にお得。
しかも一度 Unlimited に登録すれば、「動詞」「冠詞」「形容詞」など、他の『マンガでわかる』シリーズも、全て無料で読めるようになります。
おすすめ本②「ごちそうさま」を英語で言えますか?
質問だけど、以下の表現、英語でなんて言うかわかる?
「よく使う日本語」を英語で言える?
- 「いってきます」
- 「お帰りなさい」
- 「おじゃましました」
- 「お待ちしておりました」
- 「いらっしゃいませ」
また上記画像のように、本書で扱われるフレーズは、どれもシンプルで短いものばかり。複雑な文法や、難しい単語は一切出てきません。
本書に登場するフレーズ例
- 「おかまいなく」
Don’t go out of your way.
- 「おじゃましました」
Thanks you for having me.
- 「この辺で失礼します」
I have to leave now.
- 「お手洗い借りてもいいですか?」
May I use your bathroom?
- 「つまらないものですが」
I have a little something for you.
ちなみに各フレーズが「使う場面」ごとにチャプター分けされているのも、本書の特徴。
CHAPTER② 外出時に使う英語
CHAPTER③ ビジネスで使う英語
CHAPTER④ 趣味を楽しむ時の英語
CHAPTER⑤ 海外旅行で使う英語
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おすすめ③ その英語、正しいのはどっち?
3冊目は、ネイティブはよく使うけど、日本語の発想では出てきづらいフレーズを中心に紹介している本。
本書に登場するフレーズ例
- I get the picture.「わかった」
- You lost me.「どういうこと?」
- Now I see.「なるほどね」
- Keeping busy.「順調だよ」
- Count me in.「参加します」
- Tell me about it.「本当そうだね」
- Come again?「もう一度言ってもらえる?」
本書は上記のような、本来の意味から離れ、慣用句的に使われている表現にフォーカスしているフレーズ集です。
たとえば “Hold it.” は「待って」という表現ですが、前もって意味を知らなかったら、「続けて」と、真逆の意味で理解してしまうことも。
ちなみに上画像が本書のレイアウト。1ページ1フレーズで統一されていて、各フレーズの解説もガッツリ書かれているのが特徴です。
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