こんにちは!谷村です。
突然ですが1/21に出国し、アジアを回りながらノマド生活することにしました。
とはいえ、昔から「海外に住みたい」という願望があったわけではなく「気づいたら飛行機に乗っていた」ぐらいの感覚です。
「自由に働くぞー」と思って会社を辞めた3ヶ月前には、まさかここまで自由に生きているとは予想もしていませんでした。
出国直後で良い機会なので、僕が「海外移住する理由」をまとめます。
今日挙げる3つの理由のうち、1つでも当てはまったらあなたは海外移住が向いているかもしれませんね。
目次
1. ノマドする理由① 円を稼いで外貨で消費するのが一番賢い
「円を稼いで、発展途上国の通貨で消費するのが一番効率がいい」これが1つ目の理由です。
証券会社で毎日お金の流れを見ていて気づいたことですが、円という通貨は、対外的に非常に力が強い。
円を持っていれば大量の現地通貨に交換できます。
物価の違いを利用すれば、少しの収入でも楽な暮らしができるというわけです。
「物価が安い」と一言で言ってもまだ親近感わきませんよね。
簡単に言うと、東南アジアに行けばこの紙切れが3万円の価値になる。そんなイメージです。
お金を稼ぐのは大変ですが、お金の価値を上げるのは簡単。
使う場所を変えるだけです。
谷村
1-1.「現地で職は探さないの?」に対する答え
海外に住むというと「移住する理由」とだいたいセットで聞かれるのがこの質問。
これまでのスタンダードでは「仕事」と「住む場所」は常にセットだったので、無理もないですね。
しかし結論から言うと「現地で職に就くこと」はありません。
なぜなら円を稼ぐことに価値があるから。
フリーランスとしてリモートで日本の仕事をして、円貨を受け取るのが一番良いです。
円を稼いで、現地通貨に交換すれば、およそ3倍の価値になりますからね。
つまり労働時間は同じでも、受け取る通貨によって価値が3倍も変動するということ。
何か特別な理由がない限り、「円で収入を得る」→「現地通貨に換金して使う」というスタイルでいきます。
1-2. 会社員の頃より収入減ったけどノマドできる理由
この見出し、ちょっと変ですね。
僕の感覚では「収入が減ったからノマドしてる」の方が正しいです。
今の僕のフリーランスの収入はだいたい15万前後。
独立して3ヶ月なのでまだまだこれから!という段階ですが、日本にいると家賃+通信費だけでだいたい10万ぐらいはかかりますよね。食費や交通費も足すと15万じゃ足りません。赤字です。
でもバンコクに移住した今、通信費と家賃を合わせた固定費は月3万2000円です。
食費も日本の1/2〜1/3ぐらいなので、基本10万あれば十分な暮らしができます。
これに毎月の航空代を合わせても15万を超えることはまずありません。つまり収入が15万を下回らなければノマドは永遠に可能。
可能と言うよりも、日本で暮らすよりもノマド生活をした方が安く済むんです。
どうでしょう。イメージと違いましたか?
2. ノマドする理由②「定住」というスタイルが性に合わない
僕は根っからの放浪癖タイプです。
飽き性なので、一箇所に住み続けるのが本当に苦手。
実は大学生の頃から引っ越しを繰り返してました。大学4年間で引っ越した回数は5回。
もう引っ越しが趣味と言っても過言ではありません。
その後名古屋で会社勤務し、独立して東京で2ヶ月暮らしました。
「国内では引っ越し欲が満たせなくなってきたので、そろそろ海外に引っ越すか」
2つ目の理由をざっくり言うとそんなところです。
2-1.どこの国に行くかは決めてない。というより決めたくない
「タイの次はどこに行くの?」
もよく聞かれますが、実は僕もまだわかりません。
・航空券の値段(→安く移動できるのがベター)
・通信環境(→wifiが繋がればどこでもok)
・VISA無しで滞在できる期間(→VISA申請は面倒な上、長く滞在するつもりもないので30日いれればok。)
などなど諸々考えることはありますが、結局は気分で決めます。
「行きたいと思った場所に、行きたいと思った時に行く」が一番大事。
2-2. 1ヶ月後何をしているかすら知りたくない
会社員の頃は「3年後何をしているかわかる人生なんてつまらない」と思っていました。
しかし今は1ヶ月後すら知りたくないです。
「来月何をしているか、どんな仕事をしているか、どこにいるか」などなど、将来が不透明であればあるほどワクワクします。
そう考えると、僕はノマドしか生きる道がなかったのかも知れません…
思い立った日に行動できるよう、荷物は最低限の物しかありませんし、請け負っている仕事の責任も最小限に留めています。
(自分がいないと回らない仕事は極力減らています)
2-3. 村上春樹のエッセイに影響された感は否めない
高校生の頃読み漁っていた村上春樹氏の、
旅エッセイに放浪生活への好奇心を育てられたのは間違いないです。
実はあまり知られていないことですが、村上氏は小説よりもエッセイの方が面白いんです。
その中でも旅行記はダントツ。
村上氏こそ典型的な放浪タイプ。
家には常に車1つで引っ越しできるだけの荷物しか置いていないそう。
バックパッカーとして海外の長期滞在も頻繁に行っています。
実際『ノルウェイの森』や『ダンスダンスダンス』はイタリア・イギリス滞在中に書かれたもの。
村上氏はいわば「ミニマリスト」や「ノマド」の先駆け。僕もガッツリ影響されてしまいました。
3. ノマドする理由③「コンテンツ」の質を高めるため
3つ目の理由は「日々の発信活動」を充実させるため。
人と違う行動をすることで、コンテンツの質を高めようというわけです。
3.1「ノマド」はまだまだ面白いコンテンツ
「ノマド」という言葉が日本に浸透したのは2010年前後。
ノマドブームの火付け役は「レバレッジ」シリーズで有名な本田直之さん。
本田さんがハワイと東京のデュアルワークを発信し始めたことで、一気に「ノマド」という言葉が広まりました。
「国内に縛られず、好きな場所に住みながら仕事をする」というのが当初のノマドの定義。
しかしそれから約10年が経ち、ノマドという言葉はただ単に「オフィス以外で仕事をする」という意味になってしまいましたね。
現に「カフェで仕事をする」という意味での「ノマドワーカー」は年々増えています。
しかし、働く場所どころか国境すら越えて仕事する、本来の意味でのノマドはまだまだ少ない印象。
その証拠に「海外に移住する」というと「は?この人正気?」みたいな顔をされます。
一般化してしまうと「ああ君もか」なんて思われて終わりですよね(笑)
つまりまだ一般化していないということは、今のうちに飛び込めばコンテンツになり得ます。
これがノマドを始める3つ目の理由。
3-2.「人と違う経験」がお金になる時代
今はコンテンツ、つまり人の興味をそそる情報がそのままお金になる時代。
人と違う「はみ出し者」が会社では後ろ指さされて終わりなのに、オンラインでは飄々と生きていけるのはこれが理由ですね。
「発信する情報」に対し、ダイレクトに課金してもらわなくても、
ブログやYouTubeが1人でも多くの人に届けば、それ自体が広告としての価値を生みます。
2,30年前であれば、海外に移住して悠々自適な生活をするのはお金を持ったリタイヤ層にのみ許された選択肢でした。
しかし今は違いますね。「海外で仕事している」ということがコンテンツとして発信できます。そしてそのコンテンツがお金になります。
つまり、以前なら「海外に住む」ことは、お金を十分に得た「結果」できたこと。
しかし今は「海外に住む」こと自体が、お金を得る「手段」になります。
この時代に生まれたことを感謝しないといけませんね…
3-3.「フリーランスとして海外移住」が当たり前の世の中を作るぞい
とはいえ、結局僕はお金を儲けることにはあまり興味がありません。
月15万円あれば十分生活できるので、それ以上はあっても意味ないです。
今の目標は「フリーランスとして海外移住が当たり前」の世の中作りに貢献すること。
僕は自分がワクワクするものを人にシェアするのが結構好きです。
「海外に住む」なんて僕だけじゃなく、みんなワクワクすることですよね。
しかしまだまだ実践できる人が少ないのが現状。
今は長期間海外に行くとなると「ワーホリ」「留学」「海外就職」が一般的。
でも留学やワーホリはエージェントへの手数料やら語学学校の費用やらで、資金の準備が大変です。
海外就職ともなると、語学力に加え特別なスキルもまた必要で、よりハードルが高い。
一方で、「フリーランスとして海外に住む」のは上の3つに比べ、準備すべきお金も特別なスキルもほとんど不要ないです。
つまり、本来なら海外に滞在するための選択肢として、フリーランスは一番身近なはず。
それを1人でも多くの人に伝えるのが僕の目標です。
4. 最後に:ノマドに加え、アジア1周なんて言っちゃった
先日Twitterのプロフを変え、高々と「ノマド生活しながらアジア1周」を宣言してしまいました。
ただ何カ国か回って帰るより、「アジア1周というコンセプトに則して旅した方が面白そう」というのが理由です。
そして言ってしまったものは撤回できないので、
とりあえず1年ぐらいかけてアジアの首都をぐるっと回ってきます。
・クアランプール
・北京
・ハノイ
・プノンペン
・ビエンチェン
・ジャカルタ
・マニラ
・ニューデリー
・シンガポール
・ウランバートル
行ってみたい国は山ほどあるので、ワクワクしかないです。
海外在住の方、旅好きの方、滞在先が被った際はぜひ会いましょう。
1年後には旅を終えて日本に帰っているかもしれませんし、今度は南米あたりに飛んでいるのかもしれません。
こんな僕ですが、これからもどうぞよろしくお願いします。
谷村さん、最高です。ノマド生活私もすごくしたいんです。家族がいるので、少し大変かもしれませんが、でもそれにむけて頑張っています。特に子供たち、ティーンネージャーですが経験させたい。型からズレてもっと違いしてんで世の中や自分自身をみてほしい、、、Anyway, you are always admiring me. Thank you,